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ロングイヤービンのチェコ・スバボーダ基地(Czech Arctic Research Infrastructure, Josef Svoboda Station in Svalbard)

チェコ共和国の南ボヘミア大学(USB: University of South Bohemia)は、スバールバル諸島スピッツベルゲン島ロングイヤービンで北極観測基地を運営しています。当基地は宿泊部屋、実験室等を有し、さらに12人ほど乗れる船やゾディアックなども有しており、船によるスバールバル内の移動や調査を可能としています。当基地では植物・植生、鳥類、動物、海洋生物などを中心に研究・教育活動が行われています。

国立極地研究所はスピッツベルゲン島西側でニーオルスン基地を運営していますが、チェコ基地のあるロングイヤービンはニーオルスンと比較すると夏期の月平均気温は2-3度異なります。これは気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の将来予測における北極夏期の今世紀末の上昇温度に近いものです。このような地理的な温度差を利用することで、温暖化が生態系の構造や機能に与える影響に関するスバールバルでの広域調査が可能となります。チェコ基地の利用は、極域における環境とその変動に関する研究にとって共同研究の展開、人材交流が一層進むことが期待されます。

チェコ基地の利用を希望される方は、USBとの共同研究に参加することが必要となります。また、スバールバル政府に対する必要な許可の取得とRISデータベースへのプロジェクト登録の義務があります。詳細については国際北極環境研究センターへお問い合わせください。


ロングイヤービンのスバボーダ基地Julius Payer house


ロングイヤービンでの調査の様子

研究設備

スバボーダ基地(別名Julius Payer house)
ロングイヤービンのUNIS近くにあります。キッチン、研究室、資料保管冷蔵庫、作業室を備えています。食事は基地の食材を利用して当番制で調理を担当します。

野外活動のための機材提供
自動車(トレーラー含む)、スノーモービル、ゾディアック(ボート)の貸し出しが可能です。また、フィールドアシスタントの手配も受け付けています。

Nostoc野外基地
Billefjorden の北西部Petuniabuktaにある野外基地です。研究室とキッチンが付いていますが、寝袋を持参して宿泊していただきます。

Clione号
全長15mの機帆船。最大10人乗船できる。日帰りもしくは船内泊による利用が可能です。

施設の予約と価格リスト

チェコ・スバボーダ基地をご利用の際には利用料金がかかりますので、別表価格リストをご参照下さい。利用の決定には6ヶ月ほど前にチェコ基地側へ申請書を提出する必要があり、また、利用が決定した場合、USBとの合意書を取り交わすことになます。予約の際には時間的な余裕をもって申請をお願いします。

申請・問合せ先:国際北極環境研究センター aerc-kikaku@nipr.ac.jp

大学共同利用法人 情報・システム研究機構 国立極地研究所 国際北極環境研究センター
〒190-8518 東京都立川市緑町10-3 (交通アクセス) / E-mail:aerc-kikaku@nipr.ac.jp