ArCS 北極域研究推進プロジェクト

お知らせ

「みらい」北極航海2016

海洋研究開発機構の海洋地球研究船「みらい」の北極航海が始まりました。
航海の様子をブログでご覧いただくことができます。

みらい北極航海ブログ

2016年の「みらい」北極航海は、ArCSプロジェクトの一環として実施され、テーマ1「気象・海氷・波浪予測研究と北極航路支援情報の統合」テーマ3「北極気候に関わる大気物質」テーマ4「北極海洋環境観測研究」テーマ6「北極生態系の生物多様性と環境変動への応答研究」に関するさまざまな観測が予定されています。

また、テーマ8「北極域データアーカイブ」では、極域船舶の支援システム「VENUS」を提供しており、今回のみらい北極航海でも利用されています。下記より、「みらい」船上で利用されているものと同じ画面をご覧いただけます。

VENUS みらい北極航海向け

VENUSは、極域航海に必要な海氷や気象の情報を提供するシステムです。JAXAの水循環変動観測衛星「しずく」の観測データによる海氷の広がりや厚さ、海水面温度を表示すると共に、気象庁GPV気象予報値(気象予測モデルで計算した数値予報値)を利用し、指定日から24時間後、48時間後の風向風速、気圧、波の高さなどを表示します。
「みらい」船上では、毎日の航路を決定するためにVENUSが利用されています。

(9月16日追記)
VENUSの画面上で、右袖の「Ship」を押すと、1日前の「みらい」の位置情報とそれまでの航路が表示されるようになりました。

ArCS通信

「みらい」北極航海中の各テーマの活動は、ArCS通信でも報告されますのでぜひご覧ください。