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北極研究の重要拠点のひとつであるニーオルスン基地に常駐する、極地研スタッフからのメッセージをご紹介します。
2021.12.24
村内にクリスマスツリーが飾られました。土台には、氷河の氷が使われています。現地スタッフが帰国するため、今シーズンのニーオルスンNOW!!の投稿は最後になります。投稿を見て頂いた皆様、ありがとうございました!
2021.12.14
日本の観測所の近くには、世界最北と言われる古い郵便局が残されています。ニーオルスンで採取した試料や手紙を送る際には国際郵便をよく使い、日本までは早くて3週間程度で荷物が届きます。
2021.12.11
雪の日が続き、村内は除雪車の作った雪山があふれています。極地研観測所のデッキも雪でドアが開かなくなったため除雪をしました。このデッキの手すりには、センサーが設置され雨や雪の観測を連続して実施しています。
2021.12.9
現地スタッフは、定期的に温室効果ガスの濃度分析に使用する空気を採取して、日本へ発送しています。この空気の採取は、30年前から継続しており貴重な観測データが得られています。写真は大気を採取する専用の容器です。
2021.12.2
観測装置にトラブルが起こり山頂の観測所へ向かいました。猛吹雪の影響で、大気を採取する煙突が雪で詰まったかもしれないとのこと。国内の研究者へ連絡を取り、無事に観測を再開できました。写真は山頂から撮影した風景です。
2021.12.1
大規模な太陽フレアが発生すると聞き、綺麗なオーロラが見られると期待したのですが天気は悪くなる一方です。連日の猛吹雪で雪が車に貼り付き、凍りついた車のドアを開けるのに一苦労しました。
2021.11.28
ニーオルスンは北極研究の重要な観測拠点とされていますが、過去には北極点を目指す探検家の出発拠点であった歴史を持ちます。現在も北極探検の際に使用した、気球をつなげるタワーが現地に残されています。
2021.11.27
ニーオルスンには、日本を含め11カ国もの国が研究施設を構えています。各国の施設には研究者や技術スタッフが滞在し、現地で観測をおこなっています。極地研の観測所は村の中心部にあります。
2021.11.26
乗り物の紹介です。ニーオルスンには現地の管理会社が所有する小型船があり移動や輸送の他、観測にも利用することができます。村内には炭鉱時代に運用していたSL機関車もありますが、現在は使用されていません。
2021.11.25
日本は複数の観測施設で観測を実施しているため、現地スタッフは徒歩や車で施設間を移動する必要があります。写真は機器メンテナンスへ行く際の装備一覧です。写真左上の反射ベストは夜間や極夜期に着用しています。
2021.11.19
ニーオルスンにある極地研の観測所は、2019年に新しくなりました。その他にも、村内の複数の観測施設で日本の観測が継続されています。現地スタッフの所在が分かるよう、ホワイトボード用のマグネットを用意しました。
2021.11.14
日ごとに太陽の高度が低くなり、ついには山に隠れて見えなくなりました。極夜に入ると外も暗くなり気温も下がるため、屋外作業を急いで進めます。夕陽に染まった山が見られる日もあと僅かです。
2021.11.13
大気観測所へ行くと授乳中のトナカイの親子がいました。観測の合間にそっとシャッターを切ります。そばにはポールに角をこすり付ける、もう一頭のトナカイ。このポールは良くトナカイに壊されると聞きます。
2021.11.12
白夜と極夜がある北極ですが、9月下旬から10月上旬は昼と夜の時間が適度にあり過ごしやすい時期です。日中は冠雪した雄大な山脈や氷河が眺められ、夜になると部屋でオーロラが鑑賞できます。
2021.11.11
古い日本の観測所の近くでライチョウを見かけました。カメラを向けても全く逃げず、植物を食べるのに夢中です。冬前の腹ごしらえでしょうか?
2021.11.8
11月4日にJAXA宇宙科学研究所による観測ロケットがニーオルスンから打ち上がりました。 発射後の空には、ハート型の雲が浮かびました。
2021.11.7
野外調査の帰り、車窓から海を眺めていると湾内で水しぶきが立っています。海岸まで下りると、沢山のアザラシが泳いでいました。
冬の滞在時には見られなかった光景です。
2021.11.6
風の無い日は、極地研観測所の近くにある湖面に山が映ります。湖の付近は野鳥保護区に指定され、夏には多くの鳥が見られるそうです。この日は、穏やかな天候で、シーカヤックを楽しむ人も見られました。
2021.11.5
ニーオルスンでは観測村から離れた場所へ行く場合、ホッキョクグマによる事故を防ぐためライフルを携行する必要があります。ライフル携行エリアの手前には、ホッキョクグマ注意の看板が立っています。
2021.11.4
樹木のないニーオルスンですが、地表には多くの植物が群生しています。研究者の野外調査に同行し、観測村から離れた場所まで移動すると上空からは気付かなかった色鮮やかな植物にあふれていました。
2021.10.31
現地から北極の情報をお伝えする北極ニーオルスンNOW!!を再開します。
常駐スタッフは9月下旬に現地入りし、ニーオルスンでの観測サポートを開始しました。
9月のニーオルスンは平野部に雪がなく、茶色の大地が広がります。
ニーオルスンはノルウェー本土と北極点との間に位置するスバールバル諸島スピッツベルゲン島にあり、北緯78度55分、東経11度56分に位置します。
研究・観測活動
極地の過去から「地球システム」のメカニズムに迫る 〜第四紀の極地環境・大気組成変動の高精度・高時間分解能復元〜
太陽風エネルギーの磁気圏流入に対する電離圏応答の南北極域共役性の研究
大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 国立極地研究所 北極観測センター
〒190-8518 東京都立川市緑町10-3 (交通アクセス) / E-mail:aerc-kikaku@nipr.ac.jp
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