ArCS 北極域研究推進プロジェクト

若手研究者派遣による人材育成及び国際連携

若手研究者派遣による人材育成及び国際連携

アラスカ大学フェアバンクス校への派遣で実施したLeConte氷河での現地観測 提供:箕輪 昌紘(北海道大学)

北極域の諸課題について高い専門性と多角的視座から俯瞰でき、かつ多様なステークホルダーと協力して課題解決に取り組むことができる、次世代の北極域若手研究者・実務者の育成に焦点をあわせて制度設計し、約5年にわたり、若手研究者海外派遣支援事業を実施しました。その結果、短期派遣者22名、中・長期派遣者30名の合計52名の派遣を実現しました。派遣者は最終目標の合計40名より12名多く、当初の目標を30%超えることができたほか、派遣先としても北極圏国8ヵ国へ42名を派遣し、全派遣者の80%に達しました。北極圏国以外でも、北極研究で世界をリードするドイツのアルフレット・ウェゲナー極地海洋研究所(AWI)に3名を派遣しました。また、プロモーションを得た大学院生、研究者が派遣者全体の30~35%を占め、本事業をきっかけに3分の1の派遣者が将来への発展のチャンスを得ていることは本事業の成果のひとつといえます。

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