国際連携拠点の整備
アクセスの容易でない北極域に拠点を整備し、観測や調査を実施する環境を整えることは、多くの研究者にとって、北極研究を始めたときからの課題でした。そこで本プロジェクトでは、ほぼ環北極域をカバーするように拠点の整備を進め、日本の研究者の北極域における活動を支え、日本の北極研究の舞台を広げることに大きく貢献しました。整備した拠点ではブラックカーボン観測(図④⑦⑨⑩)、降雪・雪の同位体観測(図⑥⑧⑨)、 CO2・CH4フラックス観測(図④⑦⑩)など、数多くの国際共同研究が実現しました。国と国や研究機関同士の関係において、国際連携拠点の存在は信頼や協力の土台となります。この5年間の取り組みが布石となり、一層の協力関係が進展することが期待されます。
*Former Ny-Ålesund Research Station
拠点活用のために実施したワークショップ等
カナダ | Canada-Japan Future Collaboration Workshop on Arctic Environment based at Canadian High Arctic Research Station (CHARS) Campus(2019・ケンブリッジベイ)開催報告 |
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ロシア | 日露北極研究ワークショップ開催報告 |
テーマの背景や概要
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