バロー沖付近で発達した低気圧に遭遇しました。
「みらい」では海面気圧の急激な低下を観察し、風速18m/sを超える強い風が吹いていました。
強い風で海は大荒れとなり、波高は4mを超えました。
低気圧の鉛直構造を理解するため、ラジオゾンデの臨時観測を3時間おきに実施しました。
北極海の低気圧の貴重なデータを取ることができました。
北極海での観測も終盤です。
「みらい」は既に日本に向けて南下を始めています。
佐藤和敏・国立極地研究所(テーマ1実施担当者)
※本年度の「みらい」北極航海はArCSの一部として実施されています。航海の情報は「みらい北極航海ブログ」でもご覧いただけます。