ArCS 北極域研究推進プロジェクト

ArCS通信

ラジオゾンデ観測/気象・波浪・飛沫観測⑥(「みらい」北極航海2016:テーマ1)

大気の鉛直構造を調べるため、1日4回のラジオゾンデ観測を実施しています。
ラジオゾンデ観測は、大気循環を把握するだけでなく、北半球の天気予報の精度を向上させています。

「みらい」にはバルーンを放球するための自動放球装置が搭載されており、この装置を用いてラジオゾンデ観測を行います。
しかし、自動放球装置を用いるためには、船が体勢を作る必要があります。
他の観測で船が体勢を作れない場合は、ラジオゾンデ観測のために手放球が行われます。

北極圏でのラジオゾンデ観測も無事に終了しました。
日本はもうすぐです。

佐藤和敏・国立極地研究所(テーマ1実施担当者)

※この記事は2016年9月29日に作成されました。

自動放球放置での放球シーン

手放球を行う長崎大学の山内晃さん

手放球を行う佐藤和敏特任研究員

※本年度の「みらい」北極航海はArCSの一部として実施されています。航海の情報は「みらい北極航海ブログ」でもご覧いただけます。