資料1

第66次南極地域観測隊員候補者の公募について
第66次南極地域観測隊「設営部門」野外観測支援(職務内容と条件)

越冬隊

担当 募集
人数
職務内容 条件 公募
整理番号
野外観測
支援
1

観測隊員が観測・設営作業など、計画実施に集中できるよう、総合的なサポートを行う役割。

出発前(国内)は業務に必要な機器・装備等の調達を計画的に行い、「しらせ」への物資搭載に備えて全て梱包を行う(取り扱う装備:全隊員に対する個人装備、野外観測パーティーや越冬隊全体の共同装備)。
また、野外観測に出かけるパーティをはじめとして、隊員への安全面の講習や技術的な訓練を活動別、目的別等、隊の要請に併せて行う。

南極・昭和基地では、基地内及び周辺の沿岸・内陸フィールドにおいて、観測・設営計画遂行に必要とされる野外活動の現場支援を行う(ルートガイドや生活支援)。また、それにかかわる安全および計画の管理、それに関わる各種の講習や装備品の管理等を行う。
これらについては国内向けに定期的な業務報告(計画と実績)を書面で行う。

次隊への準備として、必要な装備品等の情報、基地周辺の海氷状況等を詳細にとりまとめて国内に報告する。次隊が昭和基地に到着した後は、実務を交えつつ業務の引き継ぎを越冬終了までに確実に実施する。帰国時に一年間の業務を報告書にして提出する。

・本格的な登山経験(国内のバリエーションルート、厳冬期の活動、海外の氷河を含む高峰登山等)並びに救助に関わる技術・知識を十分に有し、現に登山ガイド等の業務にフルタイムで従事していること。
※氷河登山経験を有することが望ましい。

・登山ガイドに求められる指導・統率能力、安全管理能力、資質を有していること。
→昭和基地及びその周辺の海氷上、氷河氷床上での行動において、自らルートを設定し、隊員の安全を確保できること。
→隊員の野外活動経験は不揃いであるため、特に一般登山者(初心者層)が対象の登山技術・知識に関する講習会の主催及び実施経験を十分に有すること。
→国内および昭和基地において、野外活動の安全管理・レスキュー体制の構築並びにカリキュラムを設定した上で隊員への安全教育・講習を行えること。
→仮に安全面の統率等で指導的役割を担ったとしても、自身は観測計画をサポートするための存在であることを理解できること。

・登山・クライミング・キャンプ用品に関連して、特定のメーカーに偏りのない、正確で幅広い知識を有すること。また、ハンディタイプのGPS機器操作に習熟し、得られたデータをPCの地図ソフト等で処理できること。

・越冬期間の前後において、内陸調査旅行(約3か月)に同行する可能性あり。

・装備品の管理や物品の調達、各種報告・データ整理について、PCを用いた事務作業ができること。具体的には、ワープロソフト、表計算ソフト、メールソフト、プレゼンソフト、地図ソフトを使って事務作業並びに連絡・調整・報告ができること。

・公益社団法人日本山岳ガイド協会認定登山ガイドⅢ以上の資格または同等の能力を有することを目安とする。

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