極地研サイエンスカフェ「第3期ドームふじ掘削計画について」を開催します!(11月4日開催)

2025年8月15日

国立極地研究所では、立川市教育委員会、たちかわ市民交流大学市民推進委員会との協働企画公開講座として、極地研サイエンスカフェ「第3期ドームふじ掘削計画について」を開催します。事前申し込みの上、ぜひご参加ください。

極地研サイエンスカフェ 「第3期ドームふじ掘削計画について」

近年の観測で、南極氷床やグリーンランド氷床の質量が減少していることが明らかになってきましたが、その原因や将来の見通しについては大きな不確実性が残されています。氷床の変動メカニズムの理解や将来予測を進めるには、およそ100万年前まで遡る環境変動の情報を得ることが重要です。東南極氷床の頂上付近にドームふじ観測拠点IIを新たに設置し、これまでに人類が手に入れた最古の氷(約80万年前)よりも古い100万年を超える最古級のアイスコア掘削が始まりました。あと2シーズンで氷床底部(深さ2,700m)までの掘削が期待されています。今回は、掘削までの様子や今後の計画などを紹介します。
過去の南極氷床変動および全球環境変動を理解し、地球環境の将来予測の高精度化に資するものです。

日時:2025年11月4日(火)15:00~16:30
講師:南極観測センター 津滝 俊 助教 
会場:立川市女性総合センター5階・第3学習室
定員:30名(申込順)
参加料:無料
申込:2025年9月29日(月)午前8:30より、電子申請。詳細はこちら
お問い合わせ先:立川市 生涯学習推進センター(042-528-6872)