公開シンポジウム「地球温暖化は南極をどのように変えるか?−日豪共同研究の新展開−」と「南極研究に関する日豪ワークショップ」を開催しました

2025年8月18日

2025年7月28日に日本学術会議講堂において、公開シンポジウム「地球温暖化は南極をどのように変えるか?−日豪共同研究の新展開−」を開催しました。オーストラリアと日本の研究者、オーストラリア大使館と文部科学省海洋地球課の方々、および一般参加者を合わせて約110名の参加がありました。オーストラリアと日本両国の研究者から急激に変化しつつある南極域環境の先端的研究内容や日豪の南極研究に関する協力関係についての講演と、将来展望や今後の両国の関係強化の必要性についてパネルディスカッションが行われました。

オーストラリア南極プログラムパートナーシップ Nathan Bindoffさんによる基調講演

講演者8名によるパネルディスカッション

7月29日および30日には両国の南極研究者約80名が国立極地研究所に集まり、「南極研究に関する日豪ワークショップ」を開催しました。南極研究に関して、オーストラリアと日本は長年に渡る友好関係にあり、ワークショップは今回で5回目となりました。両国の研究計画を共有するとともに、今後5年間の具体的な協力関係について活発な議論が行われました。

またワークショップに合わせ7月29日には、国立極地研究所とオーストラリア南極局間の南極研究協力に関する誓約書の署名式が挙行されました。今後一層の両国の連携強化が期待されます。

ワークショップ参加者(写真:Mark Horstman/AAPP)

ワークショップ参加者全員による議論

国立極地研究所とオーストラリア南極局間の南極研究協力に関する誓約書の署名式
左:野木 国立極地研究所長、右:Emma Campbellオーストラリア南極局所長