資料1

第68次南極地域観測隊員候補者の公募について
第68次南極地域観測隊『設営部門』公募分野一覧(担当と職務内容・条件)

越冬隊

担当 募集
人数
職務内容 条件 公募
整理番号
調理 1

出発前(国内)
越冬隊の1年分の食材、調理用品、消耗品等の調達を計画的に行い、「しらせ」への物資搭載に備えて全て梱包を行う。

出発後(「しらせ」乗船中)
野外調査チームへの糧食の配布、献立の確認、切り分け作業などの対応を行う。

出発後(昭和基地到着後)
越冬隊30名程度の毎日の調理、調達した食材と予備食をあわせ、年間を通した食材の管理、厨房機器の保守管理、国内向けに定期的な業務報告を書面で行う。
また、越冬中の各種行事等への対応、当直者への調理関連業務の指示や夜勤隊員への夜食提供、次隊内陸旅行用のレーション等の準備、各種野外調査における行動食の準備等、基地生活において幅広く対応する。

次隊への準備として、食材の使用状況や必要な調理機器の情報をとりまとめて国内に報告する。次隊が昭和基地に到着した後は、実務を交えつつ業務の引き継ぎを越冬終了までに確実に実施する。
越冬の終了時には全ての食材を消費、厨房機器など業務に関わる物品を整理・清掃の上で次隊に引き継ぐ。帰国時に一年間の業務を報告書にして提出する。

・調理師免許を取得していること。加えて免許取得後に食材仕入れを含めた十分な実務経験を有し、現に調理業務にフルタイムで従事していること。

・南極では、越冬明けの次隊到着までは補給がないので、自身と一緒に持ち込んだ食糧しか使用できない。このため、持ち込み時の食材の構成として、生鮮品は限られ、冷凍・冷蔵の食品が中心となる。この限られた条件を理解できること。

・1年間を通したメニューの立案、越冬隊員30名程度(夏期間は短期間ではあるが最大60人程度)への食事の提供が可能であること。

・大量の食材・物品調達を予算の範囲内で計画的に実施できること(参考:予算は一人分約80万円×人数分、調達する食材の物資量は梱包容器抜きで平均35tほど)。

・持ち込んだ食材について、年間を通して適切な管理、計画的な使用(特に使い切り)ができること。

・厨房機器の取り扱いに習熟し、その保守・管理を確実に実施できること。
・越冬終盤に次隊内陸調査旅行に同行する可能性がある。その時は、昭和基地を離れて旅行隊の調理担当となることを了解できること。

・これらの業務を確実に行うべく、PCによる事務作業が問題なくできること。具体的にはワープロソフト、表計算ソフト、メールソフトを使って事務作業並びに国内との連絡・調整・報告が円滑にできること。

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