1月8日（金）、JAMSTEC東京事務所にて、海洋地球研究船「みらい」2016年北極海航海計画案作成のための打合せを行いました。「みらい」は9月に北極海を航海予定であり、本年度の航海は本事業の一部として実施されます。
打合せでは観測計画の発表に続き、乗船人員や沿岸国の排他的経済水域（EEZ）内での観測に必要な申請について議論が行われました。「みらい」の乗船人員は限られているので、観測時間が重ならない研究者間で協力しあい、観測に必要な人員を確保する場面もありました。一致団結して綿密な航海計画を立てることが、充実した観測を行う鍵となります。
本事業の国際共同研究推進メニューでは、以下のテーマが「みらい」での観測を行います。今夏、観測現場からの便りをお伝えしたいと思いますので、ご期待ください。
気象・海氷・波浪予測研究と北極航路支援情報の統合（PI：猪上 淳）
北極気候に関わる大気物質（PI：小池 真）
北極海洋環境観測研究（PI：菊地 隆）
北極生態系の生物多様性と環境変動への応答研究（PI：平譯 亨）
ArCS事務局
