実験教室「シベリア永久凍土から明らかになる温暖化?」を開催します!(7月26日、中学・高校生対象)

2024年6月22日

国立極地研究所は、北極域研究加速プロジェクト(ArCS II)の一環として、2024年度に北極のイベントシリーズ「ようこそ、北極へ!」を開催します。4回目の7月は、永久凍土をテーマに、中学・高校生を対象とした実験教室を開催します。事前申し込みの上、ぜひご参加ください。

ArCS II イベントシリーズ「ようこそ、北極へ!」
実験教室「シベリア永久凍土から明らかになる温暖化?」

永久凍土って知っていますか?2年以上にわたって0℃以下の地盤のことです。永久凍土は北半球の大陸の約20%に広がっています。また永久凍土の上部には夏の間融けている活動層があり、シベリアでは広く針葉樹が広がるタイガ地帯となっています。

いま温暖化により、永久凍土の上部にある活動層の厚さが年々厚くなっていることが報告されています。では温暖化によって永久凍土が融けるためには、どれだけのエネルギーが必要なのか実験をして確かめましょう。

日時:2024年7月26日(金)14:00〜15:30
内容:氷や水を使った実験を通して、永久凍土の特徴や地球温暖化による影響を学びます。 
講師:矢吹 裕伯(国立極地研究所)
会場:国立極地研究所
対象:中学生、高校生 
定員:先着20名(事前申し込み制)
参加料:無料
持ち物:筆記用具、電卓 
主催:国立極地研究所
申込:2024年6月26日(水)12:00より、参加申込フォームにてお申し込み受け付けを開始します

講師よりメッセージ

矢吹 裕伯
(やぶき・ひろのり)

私の専門は情報学です。しかし、そもそもの専門は寒冷地において、地球温暖化の現状を観測的に研究することです。特に、中国のチベット高原や、ロシアのシベリア地域、モンゴルなどの永久凍土地帯で、地温や水循環の変動を解明していました。現在は、このような広域での観測データを管理しつつ寒冷圏を主な対象とするデータセンターを構築、運営しています。
温暖化の影響を大きく受けている永久凍土地帯で、温暖化の兆候を測定することはとても重要です。測定といえば簡単ですが、永久凍土地帯での温度測定がどれほど難しいか?その実体験を紹介します。また、永久凍土を融かすにはどれだけのエネルギーが必要かも実験してみましょう!また当日は凍土がどのようなものか観察できるように凍土のサンプルも準備する予定です。