実験教室「北極海はどんな海だろうか?」を開催します!(8月2日、中学・高校生対象)

2024年6月28日

国立極地研究所は、北極域研究加速プロジェクト(ArCS II)の一環として、2024年度に北極のイベントシリーズ「ようこそ、北極へ!」を開催します。5回目の8月は、北極海をテーマに、中学・高校生を対象とした実験教室を開催します。事前申し込みの上、ぜひご参加ください。

ArCS II イベントシリーズ「ようこそ、北極へ!」
実験教室「北極海はどんな海だろうか?」

北極海と聞くと、世界地図の端っこにある、厚い氷に閉ざされた孤立した海といったイメージを持つかもしれません。しかし、実際の北極海はダイナミックに運動し、世界の海と密接につながっています。現在、北極海は地球温暖化の影響を受けて大きく変わりつつあり、その変化が地球全体に影響を与えることが心配されています。そのため、北極海では研究船による観測が活発に行われています。この教室で実験を通して海洋観測を擬似体験し、北極海がどんな海なのかを学びましょう!

日時:2024年8月2日(金)14:00〜15:30
内容:コップを使った簡単な実験を通して、北極海の特徴について学びます。 
講師:丹羽 淑博(国立極地研究所)
会場:国立極地研究所
対象:中学生、高校生
定員:先着20名(事前申し込み制)
参加料:無料
持ち物:筆記用具 
主催:国立極地研究所
申込:2024年7月2日(火)12:00より、参加申込フォームにてお申し込み受け付けを開始します

講師よりメッセージ

丹羽 淑博
(にわ・よしひろ)

私の専門は海洋物理学です。これまで津波や内部波など海洋波動の研究を行ってきました。極地研究所では北極海の海氷の数値シミュレーションに取り組んでいます。海洋教育の普及促進・研究活動にも関わっており、学校の先生と協力して、直感的に捉えにくい海洋現象を理解するための教材・カリキュラム開発を行っています。
北極は地球温暖化の影響を世界で最も受けている地域です。これまで人間のアクセスを拒んできた北極海の海氷も急速に融けつつあります。しかし、そもそもどうして北極海は海氷で覆われているのでしょうか? この教室では、北極海での海洋観測を疑似体験する簡単な実験を行います。北極海の海洋データも見てみましょう。このことを通して、北極海の特徴について学ぶとともに、北極海でどのような研究が行われているのかも紹介したいと思います。

人工衛星によって観測された2024年3月の北極海の海氷の分布。
国立極地研究所・北極域データアーカイブシステム(ADS)のホームページより(https://ads.nipr.ac.jp/vishop/#/monitor)。