極域科学又はこれに関連した幅広い学術分野で研究を行い、かつ研究指導を受けようとする大学院学生は、所属する大学院研究科長の推薦を得て、国立極地研究所長の許可を受け特別共同利用研究員となることができます。
特別共同利用研究員は、本研究所の諸設備を利用し、研究上の便宜をうけながら研究を遂行し、併せて、各々の特定の研究課題に応じて、宙空圏、気水圏、地圏、生物圏の四つの研究指導分野及び極域での固有の観測手法などを含めた極地工学分野において各研究指導担当教員から研究指導を受けることになります。
なお、極域科学分野の若手研究者育成を目的とした、一般共同での共同研究育成研究員制度がありますので、こちらもご活用ください。
20名程度
極域科学及びこれに関連する分野を専攻する大学院学生
受入期間:年度内の1か月以上の期間(受入れの開始は月初めとします。)
提出期限:受け入れ開始を希望する月の前々月25日(土日の場合は、翌月曜日)
(例:令和5年4月受入れの場合、2月27日(月))
※注 9月受入開始希望の場合、8月は教授会議が開催されないため、6月25日(土日の場合は、翌月曜日)までに提出ください。
情報・システム研究機構国立極地研究所(東京都立川市緑町10-3)
別表(PDF)のとおり
なお、受入れを希望する大学院学生及び大学院学生の指導教員は、推薦書作成・提出の前に別表の本研究所研究指導担当教員と事前に必ず協議してください。
①所属大学院研究科長からの推薦書(別紙様式1(PDF、Word))
②指導教員の推薦書(別紙様式2(PDF、Word))
③当該学生の略歴書(別紙様式3(PDF、Word))
④在学証明書
各1部提出してください。
※過去に特別共同利用研究員として受け入れた方で、所属機関と課程が変更になっていない場合は、別紙様式1のみの提出で可とします。
下記の提出先に提出してください。なお、送付する場合は、封筒等の表に『国立極地研究所特別共同利用研究員推薦書在中』と朱書きの上、特定記録郵便等、配達が証明できる方法で送付してください。
〒190-8518 東京都立川市緑町10-3
情報システム研究機構 国立極地研究所
管理部総務企画課研究推進係 宛
本募集に関連して提供された個人情報については、選考の目的に限って利用し、選考終了後は、特別共同利用研究員として受け入れた方の情報を除き全ての個人情報を責任を持って破棄します。
特別共同利用研究員として受け入れた方にあっては、特別共同利用研究員である期間、特別共同利用研究員にかかる管理、情報周知等のために利用することがあります。
当研究所教授会議を経て国立極地研究所長が決定し、当該大学院研究科長及び本人に通知します。
※注 9月受入開始希望の場合、8月は教授会議が開催されないため、6月25日(土日の場合は、翌月曜日)までに提出ください。
検定料、入学料及び授業料は徴収しません。
特別共同利用研究員(年度内に研究指導を修了した者も含む)は、受入期間中の研究成果を研究指導担当教員を通じ研究成果報告書として提出すること及び当研究所で2月頃に開催する学生研究発表会において発表することを原則とします。
国立極地研究所において研究指導が修了した者には、研究指導修了証明書を交付するとともに、在籍大学院研究科長に研究指導を修了した旨を通知します。
災害補償のために、学生は在籍する大学院において(公財)日本国際教育支援協会の学生教育研究災害補償保険制度などに加入しておいてください。
受入れにあたっては、情報・システム研究機構特別共同利用研究員規程(PDF)を遵守してください。
別表の本研究所研究指導担当教員
情報システム研究機構 国立極地研究所
管理部総務企画課研究推進係
電話:042-512-0629
国立極地研究所では、昭和56(1981)年度から、極地科学及びこれに関する分野の他大学大学院学生を特別共同利用研究員として毎年受け入れています。
計 | 研究グループ | 所属大学 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
宙空圏 | 気水圏 | 地圏 | 生物圏 | 国立大学 | 公立大学 | 私立大学 | ||
2023(R5) | 7 | 2 | 1 | 1 | 3 | 3 | 0 | 4 |
2022(R4) | 9 | 3 | 0 | 0 | 6 | 5 | 1 | 3 |
2021(R3) | 3 | 1 | 0 | 0 | 2 | 2 | 0 | 1 |
2020(R2) | 8 | 3 | 0 | 2 | 3 | 3 | 1 | 4 |
2019(H31/R1) | 6 | 1 | 0 | 2 | 3 | 3 | 1 | 2 |
2018(H30) | 10 | 1 | 0 | 0 | 9 | 9 | 0 | 1 |
2017(H29) | 10 | 2 | 1 | 3 | 4 | 8 | 1 | 1 |
2016(H28) | 12 | 3 | 1 | 3 | 5 | 10 | 2 | 2 |
2015(H27) | 9 | 2 | 1 | 0 | 6 | 9 | 0 | 0 |
2014(H26) | 10 | 4 | 3 | 0 | 3 | 9 | 1 | 0 |
2013(H25) | 6 | 2 | 1 | 0 | 3 | 5 | 0 | 1 |
2012(H24) | 12 | 4 | 6 | 0 | 2 | 10 | 0 | 2 |
2011(H23) | 16 | 4 | 5 | 4 | 3 | 13 | 2 | 1 |
2010(H22) | 19 | 4 | 5 | 6 | 4 | 15 | 3 | 1 |
2009(H21) | 15 | 2 | 4 | 6 | 3 | 14 | 0 | 1 |
2008(H20) | 15 | 2 | 2 | 7 | 4 | 13 | 1 | 1 |
2007(H19) | 10 | 2 | 2 | 4 | 2 | 9 | 1 | 0 |
2006(H18) | 12 | 2 | 2 | 5 | 3 | 11 | 0 | 1 |
2005(H17) | 26 | 3 | 6 | 9 | 8 | 21 | 3 | 2 |
2004(H16) | 22 | 3 | 7 | 7 | 5 | 20 | 0 | 2 |
2003(H15) | 33 | 9 | 8 | 7 | 9 | 28 | 3 | 2 |
注)過去20年間の実績。2005(H17)年度までの研究グループは、超高層物理学(宙空圏)、気象・雪氷学(気水圏)、地学(地圏)、生物学(生物圏)。
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