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研究・観測活動

太陽風エネルギーの磁気圏流入に対する電離圏応答の南北極域共役性の研究

南極昭和基地は、南半球オーロラ帯に位置するほとんど唯一の有人基地であり、南半球のオーロラ現象を地上から観測する上で非常に重要な観測点となっています。また、南極観測基地の地磁気共役点は、その殆どが海上となっている中、昭和基地の共役点は陸上(アイスランド)となっており、観測点を設置することが容易です。このようにオーロラ現象の地磁気共役性を研究する上で非常に有利な条件を備えた昭和基地とアイスランドにわれわれは長年にわたり先端的な観測装置を投入し、オーロラ現象の南北極域対称性/非対称性に関する観測と研究を続けてきました。オーロラ現象の広域観測ネットワークと、その地磁気共役領域にあたる北極域から得られる観測データを活用し、以下の3つの研究課題について研究することを目的とします。

  • (1)共役点移動から見る磁気圏形状の変化
  • (2)夏冬電離圏の非対称性が磁気圏現象へ及ぼす影響
  • (3)広域で見る南北極域現象の共役性

共役点同時オーロラ画像

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