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ニーオルスン基地

国立極地研究所 国際北極環境研究センターは、スバールバル諸島ニーオルスン(Ny-Ålesund, Norway)に観測基地を設置し、国内外の研究機関と協力して、北極圏の自然環境に関する様々な分野の研究を進めています。ここではニーオルスンの自然、基地設備と共に、基地の利用申込手続き等について概略を紹介します。

ニーオルスン

ニーオルスンはノルウェー本土北端と北極点との間に位置するスバールバル諸島スピッツベルゲン島にあります。スピッツベルゲン島の中心はロングイヤービンであり、ここまではノルウェー本土から航空機の定期便が運航されています。ロングイヤービン~ニーオルスン間はチャーター便が運航されています。

ニーオルスンの位置は北緯78度55分、東経11度56分。白夜、極夜の期間は各約4か月あります。最寒月は2月で平均気温は-14.6℃。最暖月は7月で平均気温は+4.9℃。また年平均降水量は約385mmです。(※気温データはノルウェーのMeteorogisk Institutt の1961年〜1990年の観測データによる)

ニーオルスンは国際観測村で、Kings Bay A/S(キングスベイ社:略称KB)が各種施設設備を管理し、食堂、売店等もあります。電話、FAX、インターネットの利用もできます。しかし、限られた人数で運営されているので、売店の営業時間など限定的になる部分も多く、そのような状況を十分考慮した準備が必要です。

日本の基地

日本の基地はニーオルスンの西に位置し、滑走路のすぐ近くにあります。国立極地研究所が観測のために借用している建物の床面積は276㎡。建物内には観測室、実験室、倉庫のほかキッチン、ベッドルーム、洗面所、トイレ、シャワー等があり、キッチンには冷蔵庫もあります。基地の電源は公称220V(実測230V)単相、および380V(実測400V)三相、50Hzですが、電圧変換器によって100Vも使用できます。建物内には電話、FAXがあり、インターネット回線も使用できます。

基地の利用申し込み方法

施設利用申請書(観測計画書)および利用者調査票を利用の1ヶ月前までに当センターに提出して、利用の許可をとってください。ロングイヤービン~ニーオルスン間のフライトも当センターを通じた予約が必要です。変更があった時は速やかに連絡してください。また、観測後には報告書を提出していただきます。

利用申し込みされた方には「シロクマの生態と安全対策」に関する文書を配付しています。
熟読の上、ご出発ください。

申し込み先

E-mail:NALYR@nipr.ac.jp
郵送:〒190-8518 東京都立川市緑町10-3
   国立極地研究所 国際北極環境研究センター ニーオルスン基地 係

機材輸送の方法

海路の場合はトロムソから、空路の場合はロングイヤービンからの輸送をニーオルスンのKB社に依頼する必要があります。(http://kingsbay.no/visitor_information/freight/

KB社に依頼する際の情報を国際北極環境研究センター(NALYR@nipr.ac.jp)宛にも(cc:で)お送りください。日本からニーオルスンまでの輸送日数の目安は海路の場合約10週間、空路の場合約14日です。

  • ニーオルスン宛の航空荷物用書式(PDFExcel
  • ニーオルスン発の航空荷物用書式(PDFWord

日本からニーオルスンまでのルート

日本からは、ノルウェーのオスロやトロムソを経由してロングイヤービンに入ります。ここまでは通常の商業航空便です。ロングイヤービン~ニーオルスン間の航空機利用の予約は当センターを通じて行います。

この間の通常フライトは、夏期:週2~4便、冬期:週1~2便。
料金:1人往復NOK6,410、修士課程までの学生は割引あり(2017年1月現在)

通貨

ニーオルスンの通貨は、ノルウェークローネ(NOK)です。ロングイヤービンには銀行があり、両替ができます。ニーオルスン、ロングイヤービンともクレジットカードが利用でき、ニーオルスンでは現金のほか, Visa, Diners, Eurocard, American Express, MasterCard, Maestroの使用が可能です(2015年4月現在)。

ニーオルスン滞在、その他

食事は村内の食堂棟(Receptionがある建物)でとれます。NOK585/3食、修士までの学生はNOK395/3食(2017年1月現在)。自炊する場合、ヨーロッパ的な食事を作るならば材料を食堂で入手できます。米もありますがアルファ米です。ただし、自炊しても滞在中は上記食事代金を支払う必要があります。

売店が少なくとも週2回開きます。ここで酒類やスナック菓子類を買うことができます(税金がかからないので安い)。洗濯は食堂棟にある洗濯機と乾燥機を使用できます。

ニーオルスン基地開設25周年記念誌

北極のスバールバル諸島ニーオルスンは国際的な観測拠点となっています。
日本は1991年、ここに基地を開設し、2016年に四半世紀を迎えることができました。
本誌では基地開設までの経緯からこの25年間の研究の歩み、そして新基地建設構想や日本の北極研究の将来展望などが語られています。
25年間の積み重ねと先人たちの思い、そしてニーオルスン基地の果たす役割が時とともに大きいものとなっていることがわかります。

ロングイヤービン

ロングイヤービンは人口約2000人の炭鉱町で、町にはスバールバル大学(UNIS)があります。スーパーマーケットや店舗で一般的な物品は入手できます。宿泊施設としてホテルがいくつかあり、いずれも予約が必要です。空港と町の中心部との間では、ノルウェー本土と結ぶ飛行機の発着時刻に合わせてバスが運行しています。公衆電話の多くがプリペイドカード式で、カードはロングイヤービンの店で購入できます。

Longyearbyen 宿泊施設情報 (外部リンク)

大学共同利用法人 情報・システム研究機構 国立極地研究所 国際北極環境研究センター
〒190-8518 東京都立川市緑町10-3 (交通アクセス) / E-mail:aerc-kikaku@nipr.ac.jp