EGRIPは、氷床コア研究および氷床/気候モデルの研究分野で主要な役割を果たしている7カ国(デンマーク、アメリカ、ドイツ、ノルウェー、フランス、日本、スイス)を中心とした国際共同研究で、グリーンランド最大の氷河NEGIS(Northeast Greenland Ice Stream)において、氷流が発達する地点での深層氷床コア掘削を世界で初めて実施します。日本からは国立極地研究所が参加しています。
2015~2021年(2020年のフィールド活動は新型コロナウィルスのパンデミックにより1年延期)のEGRIP計画実施中は、毎年春から夏にかけて、グリーンランド氷床北東部に設営されたEGRIPキャンプを拠点として30~40人規模の国際共同掘削・観測が実施されており、国際連携の拠点形成および若手育成の場としての役割も担っています。
EGRIPを利用の場合、EGRIPプロジェクトとの共同研究に参加していただく必要があります。なお、プロジェクトへの参加申込はすでに終了しております。ご了承ください。
キャンプ全景
雪のサンプリングの様子
建設中の掘削現場内部
広大な氷床とキャンプ地
北極観測センター(aerc-kikaku@nipr.ac.jp)