Arctic Environment Research Center

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グリーンランド天然資源研究所(GINR:Greenland Institute of Natural Resources)

国立極地研究所はグリーンランド天然資源研究所(以下GINR)と、グリーンランドにおける観測、設営両面において1)双方の関心分野での人的交流、データおよび研究資源の共有、2)研究プログラムにおける協働、3)相互の利益に向けた設営面の協力に関する覚書を取り交わしています。この覚書のもと、グリーンランドを対象とする研究支援の一環としてGINRの施設利用が可能となっています。ご利用を希望される方は国際北極環境研究センターへお申し込みください。

GINRは、北極の生態系に関する研究を行い、グリーンランドの生物資源と環境を監視し、グリーンランド政府とその他の機関に対して生物資源の持続可能な利用と環境や生物多様性の保護についての助言を行っています。

研究面では、主に、北極の海洋生物資源―魚貝類、海獣、鳥類-と、陸上を基本とする生物―陸上の哺乳類と植生-に対して焦点を当て、気候変動および気候変動が漁業や狩猟、建物、交通など環境全般に及ぼす影響について物理的・化学的なプロセスの解明に取り組んでいます。

さらにデンマークとグリーンランドの分野横断的な気候センターであるグリーンランド気候研究センターが設置されており、北極の環境とグリーンランドの社会に対する気候変動の影響の研究を行っています。GINRとグリーンランド気候研究センターは、グリーンランドとグリーンランドの海域において様々なフィールド活動や調査を実施しています。

また、様々な国際機関と協力してグリーンランドを中心とした天然資源に関するデータを収集し、評価を行うとともに北極研究の調査結果を提供しています。

建物はアザラシをモチーフとしている。最初に迎えてくれるアザラシの像

研究設備

主要棟一階には、実験室、冷凍保存室、倉庫、作業所があり、二階には研究者と管理のためのオフィス、会議室・集会室、食堂、受付があり、三階には、インフォメーション・オフィスと研究用の図書館があります。

850㎡の別館には大きなマルチルームがあり、会議やセミナーに使用されています。さらに、5つの大部屋と8つの訪問研究員向けシングルユースの部屋並びにガレージを備えています。さらに、ヌークには学生や客員研究者のための家具付きのゲストルームも備えた公邸を所有しています。

輸送やヌークのフィヨルドの定期的なモニタリングプログラム用に二隻の調査船(R/V SannaとR/V Pâmiut)と、小型船(5隻のモーターボートとディンギー)を所有しています。

施設の予約

GINRが提供する施設とサービスの一部に対しては料金がかかりますので、別表価格リストをご参照下さい。(更新日:2016年4月19日)

ロジスティックスの支援および研究所施設の利用申請手続きは、申請後、GINRが審査を行い、結果を通知します。施設利用には限りがあり、特に、夏期期間中は多くの人が訪れるために、申請者全員が認可されるわけではないのでご了承ください。10~12人あるいはこれを上回る大人数のグループは、通例、収容することができないのでお断りしております。

別館にある施設のゲストハウスには5つの大部屋と8室のシングル部屋があります。アパート#1と#3は、1~3名収容可。アパート#2は、2~4名収容可。アパート#4と#5は、3~5名を収容できます。シングルの部屋は来客用のベッドを使用する場合には2名まで利用できます。別館が満室時には、ヌーク市内のホテルに連絡するようにお願いしています。

GINRは、ヌーク市内に三隻のボートを所有していますが、予約でいっぱいの時には、ヌーク市内の民間のボートのチャーターに連絡するようお願いしています。また、車両を一時間単位でGINRの職員が使用していない場合に限って利用できますが、その他に必要な場合には、ヌーク市内の民間のレンタカー会社にご連絡ください。

申請書式の記入と送付先
  • 価格リスト(PDF
  • 宿泊、食事、事務室の予約:GINRロジスティックス支援申請書(PDFWord
  • 会議用施設、会議のための食堂サービスの予約:GINR会議用施設とサービス申請書(PDFWord
  • ボートによる輸送の予約:GINRボート輸送申請書(PDFWord

申請先:国際北極環境研究センター aerc-kikaku@nipr.ac.jp

ヌークを訪れる方へ

コペンハーゲンからカンゲルルススアークまでグリーンランド航空で約4時間。そこからヌークまで飛行機でさらに1時間かかります。天候不良等で頻繁に遅れが生じるのでご注意ください。また、アイスランドのケプラヴィーク空港からアイスランド航空で週二便の直行便があります。グリーンランドの他の町に行く場合は空路か海路しか利用できないために、費用は比較的高くつきます。

グリーンランドにはおよそ56,000人の住民が住んでおり、そのうちの約6,000人がデンマーク人で、首都ヌークには約15,500人が住んでいます。ヌークはグリーンランドの西海岸に位置しており、不凍港市と呼ばれているように、「年間を通して航行が可能である」という意味を持っています。グリーンランドには都市間を結ぶ道路や鉄道はありません。ヌークは、北極圏の南に位置していますが、夏は一日中明るく、冬はおよそ5、6時間だけ太陽が出ている状況です。

食料は、スーパーやその他の民間の店舗で購入でき、品揃えはデンマークの普通の大きなスーパーと変わりありません。家電製品や衣料品なども妥当な範囲内で購入できます。食料品や雑貨類はデンマークよりも高めとなっています。

車を運転する場合にはグリーンランドの運転免許証が必要となります。デンマークの運転免許証は最長で2か月使用できます。

インターネットの料金は、デンマークに比べると著しく高くなっており、固定料金(定額制料金)の無制限使用がなく、使ったよりも多くを支払わなくてはならなくなります。

グリーンランド天然資源研究所の利用に関するお問い合わせ

国際北極環境研究センター(aerc-kikaku@nipr.ac.jp

GINR外部リンク http://www.natur.gl/en/the-institute/

大学共同利用法人 情報・システム研究機構 国立極地研究所 国際北極環境研究センター
〒190-8518 東京都立川市緑町10-3 (交通アクセス) / E-mail:aerc-kikaku@nipr.ac.jp