ロシア科学アカデミー北方圏生物問題研究所(IBPC)が所有・管理するスパスカヤパッド研究林(北緯62°14'、東経129°37')は、東シベリア・レナ川中流域の永久凍土地帯に位置し、国際共同研究の観測の拠点として利用されています。スパスカヤパッド観測拠点の周辺は自然のカラマツ林があり、その周辺にはアカマツ林やカンバ林が散在します。最大15名程度が滞在可能な宿泊施設や、基本的な機器、ドライオーブンなどを備えた実験施設などの設備があり、通年利用が可能です。
カラマツ実験林には各種気象学関連機器および渦相関システムを備えた32mの観測タワーが設置されており、アカマツ実験林にも過去に気象観測を行っていた24mの観測タワーが設置されています(現在は観測を行っておりません)。
基本気象観測データ(2000-2013)はこちらのページより取得可能です。
日本国籍の方がロシアに入国するためには、ビザを取得する必要があります。ビザ取得のためには、ロシア共同研究機関が発行する招待状が必要となりますので、二ヵ月程度の余裕をもって、取得手続きを開始することをお勧めします。
利用を希望する方は「施設利用申請」と「利用者調査票」をダウンロードのうえ、必要事項を記入してご提出ください。
申請・問合せ先:北極観測センター aerc-kikaku@nipr.ac.jp
スパスカヤパッド観測所管理棟
スパスカヤパッド宿泊・食事棟
カラマツ観測タワー
アカマツ観測タワー