Arctic Environment Research Center

北極域研究推進プロジェクトの採択について

2015年7月3日

大学共同利用機関法人情報・システム研究機構国立極地研究所、国立研究開発法人海洋研究開発機構及び国立大学法人北海道大学は、文部科学省が公募を実施した北極域研究推進プロジェクト(Arctic Challenge for Sustainability Project:ArCSプロジェクト)に共同で申請しておりましたが、この度実施機関(代表機関:国立極地研究所、副代表機関:海洋研究開発機構及び北海道大学)として採択されましたのでお知らせいたします(※)。本事業の実施期間は平成31事業年度末までです。

本事業は、幅広い観点から北極域の変化及び北極の変化が全球に与える影響について包括的・総合的に捉え、変化の原因やメカニズムを明らかにし、精緻な将来予測を行い、社会・経済的インパクトを明らかにし、これらの科学に基づく情報及び課題解決のための手法や選択肢を適切に内外のステークホルダーに伝えることを目的として実施するものです。

この目的を実現するため、代表機関及び副代表機関は、大気、陸域、海洋、人文社会等の研究分野に関するそれぞれの強みを生かしつつ、我が国の北極研究に関わる他の研究機関とも有機的に連携する体制を構築し、深澤理郎(国立極地研究所特任教授/海洋研究開発機構執行役)をプログラムディレクターとしてプロジェクトを推進して参ります。

大学共同利用機関法人情報・システム研究機構 国立極地研究所
国立研究開発法人 海洋研究開発機構
国立大学法人 北海道大学

(※)実施機関となる3機関では、本年4月1日に、国際北極環境研究センター(国立極地研究所)の改組や、北極環境変動総合研究センター(海洋研究開発機構)および北極域研究センター(北海道大学)を設置し、北極域研究の総合的な推進に向けて連携を強化してきました。今般のArCSプロジェクトへの申請もその一環として実施したものです。

大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 国立極地研究所 北極観測センター
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