潮汐観測

担当機関:海上保安庁
担当機関のページ:https://www1.kaiho.mlit.go.jp/TIDE/gauge/index.php

潮汐観測は、海の深さや山の高さの決定並びに津波等の海洋現象研究の基礎資料として重要な観測です。南極域の潮汐観測は、観測点の少ない地域での観測であることから貴重なものとなっているため、潮汐観測を継続し、インターネット等を利用してデータを公開します。また、地球規模の海面水位長期変動監視のための国際的な全球海面水位観測システム(GLOSS:Global Level of the Sea Surface(Global Sea Level Observing System))へのデータの提供を行います。

西の浦の潮汐の満ち引きの様子。右に映っている小屋は西の浦験潮所。
(撮影:JARE58 高村友海)

潮汐観測

潮汐観測

東オングル島西の浦での潮汐観測を継続。また、地球規模の海面水位長期変動監視のための国際的な世界海面水位観測システム(GLOSS)へのデータを提供します。

副標観測

西の浦験潮所近傍の海中に副標を設置し、一定時間ごとに潮位を読み取り、潮位観測値との比較を行います。

副標観測の様子(撮影:JARE62 橋田元)

水準測量

西の浦験潮所近傍の海中に設置した副標と球分体間及び球分体と国土地理院BM(1040号)間の水準測量を行います。

水準測量の様子(撮影:JARE62 吉田夏希)

野外臨時潮汐観測

沿岸露岩域にて水位計と副標を設置し潮位を計測し、副標と国土地理院BM間の高低差を計測することで、沿岸露岩域の潮汐観測、副標観測、水準測量を行います。

潮位観測装置保守

西の浦験潮所カブース及び験潮カブース~基本観測棟間のケーブル点検保守並びに基本観測棟内にある潮位観測装置の維持管理を行います。

昭和基地で潮汐観測を行っている施設