信濃町立信濃小中学校で南極教室を開催しました

2021年6月11日

国立極地研究所は、2021年6月1日に信濃町立信濃小中学校で「南極教室」を開催しました。
「南極教室」は、日本国内の児童・生徒が南極・昭和基地で活動を行っている南極地域観測隊員とリアルタイムで交信することにより、地球環境や地球の歴史、さらには宇宙の謎にまで迫る南極観測の現在を知ってもらい、南極を通じて地球や宇宙のことを考えてもらうことを目的として2004年に開始した取り組みです。

開催日時:2021年6月1日(火) 15:00~15:45
開催会場:信濃町立信濃小中学校 地域交流ホール
学校側参加者:信濃町立信濃小中学校 8年生の皆さん
昭和基地側出演者:第62次南極地域観測隊 赤松澪隊員、杉山玄己隊員、西村祐香隊員、小山徹隊員、鈴木聖章隊員、阿部公樹隊員、ほか

参加した学生さんのご感想など

※実施後に届いた感想文から抜粋しています

・今回のお話を聞いて、南極のことや南極での仕事にたくさん興味をもった。南極は今まですごく遠く感じていたけど、信濃町の先輩が南極に行ってがんばっていることや日本の暮らしとあまり変わらない便利な暮らしができていたので、身近に感じることができた。今、私は将来何がしたいとかこうなりたいとか夢が決まっていないけど今回の話を聞いて、自分の興味のあることややってみたいことを探すためにたくさん勉強をして視野を広げていきたい。地球のために仕事をしている姿、自分もだれかのために仕事ができるようにしたい。

・南極は長い時間をかけて船で行くというところがすごいと思った。だんだん雪が降ってくるところや赤道を通過するところの映像がとても興味深かった。リモートでつなげたとき、南極では朝の9時でもまだ少し暗くて、日本とは違って驚いた。条件がそろったときにしか見られないオーロラはとてもきれいだなと思った。南極ではたくさんの仕事があるけれど、31人の隊員の方が楽しんでいる感じが伝わってきて、いいなと感じたし、南極に行きたいと思うきっかけがあって、夢を叶えていて、とても参考になった。

・南極での生活や仕事内容を教えてもらい、行ってみたいなと思った。南極に雪がない場所があることや郵便が届くのに1年近くかかるのを初めて知った。地殻変動のことをわかりやすく説明してもらいよかった。地殻変動の観測をするときにプレート変動や地球内部のことがわかるということがすごいと思った。

・自分が思っているよりたくさんの職業の人が仕事をしていてびっくりした。車が壊れるとそこにある部品で直さなければならないと聞いてすごいなあと思った。一人一人の役割がしっかりしていてよいと思った。これから進路を決めるとき、自分のなりたいものになるために努力したい。

・今日のお話を聞いて、南極に行きたいと思っていた人の中には、僕くらいから行きたいと思っていた人とたまたま船を見たりして行きたいと思った人がいたので、自分のやりたいことがふと出てきたりするんだなと思いました。その時のために、今できることを少しずつしていきたいです。

会場の様子

昭和基地の様子