富士宮市立大富士小学校で南極教室を開催しました

2022年7月15日

国立極地研究所は、2022年7月1日に富士宮市立大富士小学校で「南極教室」を開催しました。
「南極教室」は、日本国内の児童・生徒が南極・昭和基地で活動を行っている南極地域観測隊員とリアルタイムで交信することにより、地球環境や地球の歴史、さらには宇宙の謎にまで迫る南極観測の現在を知ってもらい、南極を通じて地球や宇宙のことを考えてもらうことを目的として2004年に開始した取り組みです。

開催日時:2022年7月1日(金)14:15~15:00
開催場所:富士宮市立大富士小学校 各教室
学校側参加者:富士宮市立大富士小学校5年生 170名
昭和基地側出演者:第63次南極地域観測隊 堀川秀昭隊員、佐藤幸隆隊員、高木佑輔隊員、溝口玄真隊員、澤柿教伸越冬隊長、ほか数名

参加した生徒さんのご感想など

※実施後に届いた感想文から抜粋しています

私は、みなさんから話を聞くまで南極に全く興味をもっていませんでした。でも今回の話を聞いて、南極についてたくさん知ることができました。これから南極のことについて、たくさん調べて、将来南極に関わるお仕事につけたらいいなと思っています。本当にありがとうございました!

私はオーロラが好きなので、オーロラのことについて、くわしく知れてよかったです。オーロラのめずらしい色は赤色だと思っていたけれど、めずらしい色が白っぽいピンク色だったのがびっくりしました。オーロラの形がカーテン状1本のすじ、ぼんやりとした形があることがびっくりしました。理由は、オーロラの形が1つしかないと思ったからです。なので、いろいろな形があることにびっくりしました。

いろいろな南極の質問に答えてくれてありがとうございました。どんな質問もていねいにこたえて、わかりやすく教えてくれたのでいろいろなことがわかりました。一番びっくりしたことは、水はどうやって作っているかという質問です。氷をとかして作っているということはだいたい予想できますが、それを利用して意外なことができるということがびっくりしました。これからもがんばってください。

南極について説明をしてくださり、ありがとうございました。ご丁寧に説明してくださったので、とてもよくわかりました。その上、とても面白い説明をしてくださったので、最後まで楽しかったです。私は今まで、南極はペンギンと氷のイメージしかありませんでした。ですが、皆さんの説明を聞いて、イメージがガラッと変わりました。南極はペンギンと氷だけではない空気にも宇宙にも海にも生き物にも氷にも石にも深い関りがあり、そしてまだ南極にはありえないような謎がたくさんあると、そう思えました。

今回南極についていろいろなお話を聞いて、初めて知ったことや驚いたことがたくさんありました。南極での仕事は、未来の地球環境を予測したり、オーロラ観測、気象観測をしていることを知りました。研究が目的の専門家、生活のために必要な医師や調理師の方々がそれぞれ仕事についていることがわかりました。南極での生活は健康が一番大切なことだと思いますので、病気やけがなどに気をつけてお仕事をがんばってください。

会場の様子

昭和基地の様子