日立工業専修学校で南極教室を開催しました

2022年9月8日

国立極地研究所は、2022年8月24日に日立工業専修学校で「南極教室」を開催しました。
「南極教室」は、日本国内の児童・生徒が南極・昭和基地で活動を行っている南極地域観測隊員とリアルタイムで交信することにより、地球環境や地球の歴史、さらには宇宙の謎にまで迫る南極観測の現在を知ってもらい、南極を通じて地球や宇宙のことを考えてもらうことを目的として2004年に開始した取り組みです。

開催日時:2022年8月24日(水)15:30~16:15
開催場所:(株)日立製作所 日立工業専修学校 体育館
学校側参加者:日立工業専修学校 1〜3年生 198名
昭和基地側出演者:第63次南極地域観測隊 櫻庭健吾隊員、澤友歌隊員、高木佑輔隊員、澤柿教伸越冬隊長、ほか数名

参加した生徒さんのご感想など

※実施後に届いた感想文から抜粋しています

今日は南極の色々なことを知れました。時計がなぜ3つあるのかや南極の動物には触ったりしてはいけないなど中々聞いたことの無い貴重な情報を聞けたので良かったです。(1年生)

昭和基地には、いろいろな役割の方々がいて、全員が全員を支え合い団結力があり、中継の中でも仲の良さが伝わってきて1つのチームが出来ているように感じました。だから仕事もトラブルなく順調に進んで行くんだろうなと思いました。(1年生)

事前学習で南極のことを調べていろいろわからないことや不思議に思うことがたくさんあり、それを櫻庭さんとのリモートで知ることができました、南極にいる人と喋っていると思うとなんだか不思議な気持ちになりました、南極のことをもっと知りたくなりました。(2年生)

今回の南極教室でのお話を聞いて、南極の過酷さを知りました。しかし、昭和基地で働く方々は厳しいだけでなく、娯楽もあって良いと思いました。また、南極では、ペンギンなどの動物や、オーロラも見えるのも良いと思いました。日本の冬では気温がマイナスまで下がることはないですが、南極での気温は−20度だと知ったときは驚きました。更に、その中で、−8度だと暑く感じるという言葉にも驚きました。これからの配属先で南極に行く機会があるかはわかりませんが、行く機会があれば今回聞いたお話を活かして頑張りたいと思います。(2年生)

事前準備から櫻庭さんと一緒に準備を進めて、無事に成功させることができたので良かったです。櫻庭さんの教室に向けた準備がすごすぎて、イメージしていた以上に内容の濃い時間を過ごすことができました。人生で初めて南極と交流することができてとても良かったです。(3年生)

テレビで見るものよりも、実際に聞けたからこそ知れた話や、ドローンなどでの映像やスライドで様々なことを詳しく知ることができて興味深かったです。(3年生)

会場の様子

昭和基地の様子