川西市立牧の台小学校で南極教室を開催しました

2022年9月13日

国立極地研究所は、2022年9月8日に川西市立牧の台小学校で「南極教室」を開催しました。
「南極教室」は、日本国内の児童・生徒が南極・昭和基地で活動を行っている南極地域観測隊員とリアルタイムで交信することにより、地球環境や地球の歴史、さらには宇宙の謎にまで迫る南極観測の現在を知ってもらい、南極を通じて地球や宇宙のことを考えてもらうことを目的として2004年に開始した取り組みです。

開催日時:2022年9月8日(水)14:50~15:35
開催場所:川西市立牧の台小学校 体育館
学校側参加者:川西市立牧の台小学校 6年生 92名
昭和基地側出演者:第63次南極地域観測隊 高木佑輔隊員、馬場健太郎隊員、堀川秀昭隊員、佐藤稜也隊員、澤柿教伸越冬隊長、ほか数名

参加した生徒さんのご感想など

※実施後に届いた感想文から抜粋しています

隊員のみなさんへ
南極教室でたくさんのことを教えてくれてありがとうございました。すごくすごく貴重な経験ができました。リモートで隊員の人に外の景色をみせてもらった時に、すごい吹雪で真っ白で何も見えませんでした。南極の吹雪はすごく強くて恐ろしいんだなと思いました。私が一番心に残っていることは、隊員の人たちが協力し合っていろいろな仕事をこなしていること、南極の方でも南極ならではの遊びをしたり、イベントを開いたりして、楽しんでいることです。やりがいと責任をもって仕事をしているところがかっこいいと思いました。南極は星やオーロラ、天の川が見られることを知りました。私も見てみたいと思いました。これからも研究や調査などのお仕事がんばってください!Fight!

南極観測隊のみなさんへ
先日はありがとうございました。おかげで、もっと南極を知れました。南極観測隊になりたいと思いました。僕が一番驚いたことは、息が白くならないことです。でも日本では、白くなるから日本は空気が汚れているということになります。それは、ものを燃やしたり、排気ガスによる地球温暖化が原因だと僕は思いました。南極では、過酷な調査ばかりだと思っていたけど、全く違ってビリヤードやゲームなどいろいろな娯楽があることにびっくりしました。種類は少なそうですが、皆さん楽しんでいました。今度は、僕が南極に行って調査したいです。

昭和基地の皆様へ
この度は誠にありがとうございました。昨日の学習での感想は、昭和基地が思ったより広くて、ゲームやテレビまでできて、お湯まで出せるなんて知らなかったので、びっくりしました。あと隊員たちで自分のできないことを補い合い、協力し合ってとてもすてきだなとおもいました。あと、一つだけ質問があるんですけど、「オーロラはなぜ緑色なのでしょうか」分からなかったいいんですけど、できたらぜひ教えてください。最後に少しお礼をさせてください。本当にわざわざ南極からZOOMでいろいろ詳しく教えてくれてありがとうございました。

南極観測隊の皆様
先日は南極についていろいろ教えていただきありがとうございました。北極はよく耳にするけれど南極はあまり知らなかったので、とても良い経験になりました。私は「南極教室」を通して南極の方が日本にいるより楽しいのではないかと思うぐらいみなさんが笑顔で、南極だからできる事が限られているのではないかと思っていましたが、食事は休日などは特に豪華だし、遊びやゲームなど趣味なども楽しめてそうで、南極観測隊に入ってみたいという気もちが強くなりました。南極という限られた空間の中で電気をずっと一定量送り続けたり、その電気から熱を生み出したりすることは何よりも難しいと思います。その中で氷の中にある空気を取り出して研究したりすることは、人類の進化のきっかけになると思います。私は、南極はペンギンがいることぐらいしから知らなかったけれど、南極教室によって、もっと南極について知りたくなりました。みなさんが南極を捜索することによって人類がどんどん進化していきます。私もこれからはクラスのみんなと協力してどんどん成長していきたいと思います。これからの活躍を期待しています。

会場の様子

昭和基地の様子