世田谷区立太子堂小学校で南極教室を開催しました

2023年10月16日

国立極地研究所は、2023年10月5日に世田谷区立太子堂小学校で「南極教室」を開催しました。
「南極教室」は、日本国内の児童・生徒が南極・昭和基地で活動を行っている南極地域観測隊員とリアルタイムで交信することにより、地球環境や地球の歴史、さらには宇宙の謎にまで迫る南極観測の現在を知ってもらい、南極を通じて地球や宇宙のことを考えてもらうことを目的として2004年に開始した取り組みで、隊員のゆかりのある学校で開催しています。

開催日時:2023年10月5日(木)14:35~15:20
開催場所:世田谷区立太子堂小学校
学校側参加者:世田谷区立太子堂小学校 180名
昭和基地側出演者:第64次南極地域観測隊 垣内雅光隊員、古田一暁隊員、津滝俊隊員、樋口和生隊員、ほか数名

参加した生徒さんのご感想など

※実施後に届いた感想文から抜粋しています

南極に行く隊員の人の装備がモフモフして暖かそうなダウンとズボンと帽子を着こんでいました。顔はサングラスとマスクみたいなものをつけていました。とても寒いのだなと思いました。一面真っ白な雪で風もとても強かったからです。水はどうするのかという質問では、南極にある雪をとかして水にしているそうです。水を飲むのにも一苦労だなと思いました。

私は南極については世界地図などでしか見たことないけど、用意してくれた南極についての動画や、リモートで繋いだ時の後ろに見える景色などで、私たちのいる世田谷とは全然違うと分かりました。そして、観測隊の方たちの考えた3択クイズ、面白かったです。南極での水は、氷を溶かして作ること、南極の大きさは、日本の何倍もあることなど、クイズで南極のことがよく分かりました。そして、南極の基地では、調理や医師など、普段の生活でも欠かせない役割があったので、とても驚きました。

南極教室で話を聞く前は、南極は私には関係なく南極には氷がとけたら大変なところというイメージしかなく、他人事のように知らんぷりしていました。ですが、南極にいる生物、南極での研究、活動、生活、南極に着いた歴史など面白いことや気になることがたくさんあり、調べたり、聞いたりしてみたくなりました。

今までよくわからなかった南極での仕事や生活がよくわかりました。私が特に驚いたのは、みんながとても楽しそうだったことです。何日も家に帰れず、そして寒さがとても厳しくて毎日辛い思いをしていると思ったら、みんなとても楽しそうに南極での生活を語っていて驚きました。

会場の様子

昭和基地の様子