清瀬市立清瀬中学校で南極教室を開催しました

2024年5月14日

国立極地研究所は、2024年4月30日に清瀬市立清瀬中学校で「南極教室」を開催しました。
「南極教室」は、日本国内の児童・生徒が南極・昭和基地で活動を行っている南極地域観測隊員とリアルタイムで交信することにより、地球環境や地球の歴史、さらには宇宙の謎にまで迫る南極観測の現在を知ってもらい、南極を通じて地球や宇宙のことを考えてもらうことを目的として2004年に開始した取り組みで、隊員のゆかりのある学校で開催しています。

開催日時:2024年4月30日(月)15:00~15:45
開催場所:清瀬市立清瀬中学校
学校側参加者:清瀬市立清瀬中学校 350名
昭和基地側出演者:第65次南極地域観測隊 山本敦隊員、屋良朝之隊員、ほか数名

参加した生徒さんのご感想など

※実施後に届いた感想文から抜粋しています

マイナス21度もあるのに、コケ類がいてすごいなと思いました。他に、ゴカイやセンチュウがいることを知って、とてもワクワクしました。

全然知らなかった南極観測のことについて知れて、新たな知識と自然に関する疑問を持ちました。この南極教室で得たことを家族や友達と共有して、今後の生活を豊かにしていきたいです。

観測隊の人たちが、大変な思いをしながら観測したデータが将来の地球について知るための大事な材料となるんだなということを実感し、自分が生きていくために働いていても、どこかで誰かの役に立てているようなそういう仕事がしたいなと思いました。観測隊の方の、南極観測に対する強い気持ちを感じとることができました。

南極についてインターネットで調べるなどして少しは知っているつもりでいたけれど、今回実際に南極にいらっしゃる方々のお話を聞いて、私は知らないことばかりだったのだなと思いました。1日に決まった回数時間にバルーンを飛ばして気温や風力を調べるという活動を行っていたのは知っていたけれど、そこで得た情報が世界の天気予報を発信するうえで役立っていたり、地球温暖化の行方を予測するために使われていたるするというのは初耳でした。貴重な時間を過ごすことができて本当に幸せでした。

会場の様子

昭和基地の様子