栃木県立盲学校で南極教室を開催しました

2024年6月10日

国立極地研究所は、2024年5月14日に栃木県立盲学校で「南極教室」を開催しました。
「南極教室」は、日本国内の児童・生徒が南極・昭和基地で活動を行っている南極地域観測隊員とリアルタイムで交信することにより、地球環境や地球の歴史、さらには宇宙の謎にまで迫る南極観測の現在を知ってもらい、南極を通じて地球や宇宙のことを考えてもらうことを目的として2004年に開始した取り組みで、隊員のゆかりのある学校で開催しています。

開催日時:2024年5月14日(火)14:00~14:45
開催場所:栃木県立盲学校
学校側参加者:栃木県立盲学校 約30名
昭和基地側出演者:第65次南極地域観測隊 草野修平隊員、屋良朝之隊員、小笠原千夏隊員、山岡麻奈美隊員ほか数名

参加した生徒さんのご感想など

※実施後に届いた感想文から抜粋しています

南極の氷を初めてさわりました。冷蔵庫の音と違って音がシュワシュワしました。南極教室では、発電機の音にびっくりしました。ペンギンのひなの声がかわいかったです。

今回の南極教室を通して、初めて知ったことがたくさんあり、南極への関心がより深まりました。とても寒い場所でどのように生活するのだろうと疑問に思っていましたが、昭和基地内は快適に過ごせるように様々な工夫がされているということを知り、とてもおもしろいと感じました。

印象に残っていることは、なるべくごみを出さないようにすること、隊員のみなさまの勤務時間、5月の平均気温などでした。たくさん勉強になりました。

学校にいながら、南極・昭和基地と実際につながるというとても貴重な体験をさせていただきました。特に、雪を踏む音や発電機の音、ペンギンの鳴き声など、南極ならではの音をたくさん聞くことができ、楽しかったです。また、隊員のみなさんのミーティングに参加できたことも強く印象に残りました。

会場の様子

昭和基地の様子