川口市立慈林小学校で南極教室を開催しました

2024年6月27日

国立極地研究所は、2024年5月22日に川口市立慈林小学校で「南極教室」を開催しました。
「南極教室」は、日本国内の児童・生徒が南極・昭和基地で活動を行っている南極地域観測隊員とリアルタイムで交信することにより、地球環境や地球の歴史、さらには宇宙の謎にまで迫る南極観測の現在を知ってもらい、南極を通じて地球や宇宙のことを考えてもらうことを目的として2004年に開始した取り組みで、隊員のゆかりのある学校で開催しています。

開催日時:2024年5月22日(水)15:00~15:45
開催場所:川口市立慈林小学校
学校側参加者:川口市立慈林小学校 約300名
昭和基地側出演者:第65次南極地域観測隊 小笠原千夏隊員、屋良朝之隊員、小田有哉隊員、齋藤樹隊員ほか数名

参加した生徒さんのご感想など

※実施後に届いた感想文から抜粋しています

昭和基地にいる人には、大工さんや料理を作る人など、たくさんの人がいるんだなと思いました。また、水をどうやって手に入れているかも知りました。動画や写真などを、いっぱい出してくれたので分かりやすかったです!

南極で、ペンギンやコケなど生物や植物の観測をしているなど知りませんでした。また、世界各国が南極で様々な観測をしていることを知ってビックリしました。将来、南極で仕事をしてみたいです。

日本と南極では、気候も大地も全く違うけれど、料理を食べる人のためにご飯を作る人は、どの場所でも工夫があるんだなと思いました。南極は寒い場所だから、食べる人のことを考えて、できるだけ温かいご飯を食べてもらいたいということを聞いて、感動しました。

慈林小学校の「あいさついっぱい、元気いっぱい、やさしさいっぱい、学びいっぱい」という目標と、南極の昭和基地での共通点がたくさんあり、南極との実際の距離は遠くても、心の距離はとても身近に感じました。そして、日本と南極で場所は違っても、大切にすべきことは同じなんだと改めて知ることができました。

会場の様子

昭和基地の様子