札幌日本大学中学校で南極教室を開催しました

2024年7月29日

国立極地研究所は、2024年7月17日に札幌日本大学中学校で「南極教室」を開催しました。
「南極教室」は、日本国内の児童・生徒が南極・昭和基地で活動を行っている南極地域観測隊員とリアルタイムで交信することにより、地球環境や地球の歴史、さらには宇宙の謎にまで迫る南極観測の現在を知ってもらい、南極を通じて地球や宇宙のことを考えてもらうことを目的として2004年に開始した取り組みで、隊員のゆかりのある学校で開催しています。

開催日時:2024年7月17日(水)15:00~15:45
開催場所:札幌日本大学中学校
学校側参加者:札幌日本大学中学校 全学年 290名
昭和基地側出演者:第65次南極地域観測隊 寺﨑康展隊員、屋良朝之隊員、草野修平隊員、行松彰越冬隊長、福本新二隊員、岩波俊介隊員、髙木和弥隊員ほか数名

参加した生徒さんのご感想など

※実施後に届いた感想文から抜粋しています

非常に貴重な体験ができたと思う。衛星回線を使う事によってリアルタイムで映像を見られるので、昭和基地のリアルを見ることができた。今回の南極教室を受けて将来、南極で観測活動をすることが新たな目標になった。

地球に居るのに、『昔の空気』『宇宙』のことについて調べられる南極はすごいなと思いました。昔の空気を調べれば、今までわからなかった色々なことがわかると思うのでどんなことがわかってくるのかワクワクします。南極のことについて、興味を持ち始めたので不思議に思ったことがあったら調べようと思いました。南極では、真っ暗なら真っ暗、明るいなら明るいと思っていたので、夕焼けのような空が見れるのに驚きました。

南極教室は面白い部分も入っててとても楽しかった。医務室は、レントゲン、手術室など結構沢山の部屋にわかれていて結構広かったです。

南極での食料の調達の仕方や、それぞれ役割に合わせた部屋があることなど、現地の人に聞いたり見せてもらったりしなければ知ることができないことがあり、とても面白かった。冷凍食品や保存食を食べていると思っていたので料理が美味しそうなのは意外だった。

会場の様子

昭和基地の様子