課題番号：AMB0901
代表者：高橋 晃周（国立極地研究所）
アデリーペンギンは南極大陸の沿岸域に広く生息するペンギンです。オキアミや魚などを大量に捕食するペンギンの個体数の変化傾向は南極の沿岸の生態系の変化の指標となると考えられており、南極に観測基地をもつ各国が継続して調査しています。日本の観測隊は、5次隊（1961年）以降、昭和基地の近くにあるアデリーペンギンの繁殖地で、継続的に個体数を観測しています。ペンギンの個体数は長期的には増加傾向にありますが、年ごとの変動も大きく、今後も継続的なモニタリングが必要です。
アデリーペンギンの親子
越冬隊による個体数観測の様子（樋口和生（JARE57））