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新型シーロメーターで氷と液体の雲を見分けることが可能に
~極地における雲相データの収集促進に期待~(2022年11月5日発表)

プレスリリース(英文) Testing Out a New Ceilometer that Can Distinguish Between Ice and Liquid Clouds
概要 雲の相状態(水滴か氷晶か)は、地表に到達する日射量を決定する重要な要素ですが、極地では雲相のデータが不足しています。国立極地研究所の猪上淳准教授、北見工業大学の佐藤和敏助教の研究チームは、極地において雲相のデータ収集を促進するため、液状雲と氷状雲を正確に区別できる新型のシーロメーターの機能を検証しました。現在、雲相の測定に使用されている雲粒子センサーゾンデの観測結果と比較したところ、同精度の結果が得られたことから、新型シーロメーターは雲相の測定が可能であり、将来的に気候モデルの改良に役立つ可能性が示されました。
論文タイトル Comparison of the depolarization measurement capability of a lidar ceilometer with cloud particle sensor sondes: A case study of liquid water clouds
掲載誌 Polar Science
掲載日 2022年11月5日
著者 Jun Inoue, Kazutoshi Sato
DOI https://doi.org/10.1016/j.polar.2022.100911