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出張授業・東京都立川市立第六中学校

2023年1月30日(月)に、東京都立川市立第六中学校の中学2年生を対象に、榎本 浩之ArCS IIプロジェクトディレクター(国立極地研究所)による出張授業が行われました。


「遠くて近い北極」と題した講演は、生徒たちが体験した昨年の東京の降雪の話から始まりました。日本の気象は、北極の環境変化の影響を受けているということを伝え、北極とその温暖化の影響について話題を展開しました。今回は特に北極海の海氷に注目し、海氷のでき方やその役割、海氷減少による日本や世界への影響について紹介しました。また、永久凍土の融解の影響や、北極に暮らす人々や生物の紹介もありました。

SDGsの観点では、北極は、地球温暖化だけでなく、国際協力、文化、資源と環境、生物多様性の維持など、多くの問題と関連しています。榎本氏からは、「問題解決のためには、地球全体や遠くに住む人たち、生き物に気持ちをつなぐことが重要です。驚きや発見はすぐそばにある。周りの自然にも目を向けてください」とのメッセージが伝えられました。講演後には、生徒の代表から、講演へのお礼と新しい気付きを得られたことへの感謝の言葉が伝えられました。


学校・団体名 東京都立川市立第六中学校
対象 2年生
実施日 2023年1月30日(月)
講師 榎本 浩之 ArCS II プロジェクトディレクター(国立極地研究所)
活動内容 榎本氏による講演「遠くて近い北極」(40分)
参加人数 110名
参加者からの声 ・地球温暖化について普段学ばないので興味深かった。

・地球温暖化とともに、北極の氷が解けていっていることに驚いた。あんなに寒いところにも、地球温暖化の影響が及んでいるとは思っていなかった。

・氷が解けると水位が上がると思っていたので、海氷が解けても水位は上がらないということが、すごく印象に残りました。

・北極で深刻化している地球温暖化は、北極から離れている自分たちにも大きな影響を与えていることが衝撃だった。

・今回紹介してくれた動物の他に、珍しい生き物がいるのかが気になりました。

・北極にいる微生物について気になりました。イベントに行ってみようと思います。楽しみです。

・極地研の南極・北極科学館行きたいと思います。

・温暖化が続く今、私ができることを少しでもやっていこうと思いました。

・今まではあまり北極に対して興味がなかったけど環境問題やさまざまなことを知って興味がわきました。いつか北極に行ってみたいです。