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出張授業・鹿児島県霧島市立富隈小学校

2023年7月10日(月)、11日(火)に、鹿児島県霧島市立富隈小学校の3、5、6年生を対象に、杉村 剛氏(国立極地研究所)らによる出張授業を実施しました。

1. 講演会「北極を知ろう」

7月10日(月)の午後は5、6年生を対象に、杉村氏による講演会を実施しました。北極の地理、環境、生態系や地球温暖化の影響について、写真やクイズ、実験動画を交えて紹介しました。生徒は珍しい写真や動画に歓声を上げ、熱心に講演を聞いていました。講演会の最後には、代表生徒から「北極がどんなところか、今何が起こっているのかがよく分かりました。温暖化防止のために自分たちにできることを考えたいです。」との挨拶がありました。

2. 北極ボードゲーム体験会

7月11日(火)の午前中は5年生を対象に、北極ボードゲーム『The Arctic』 体験会を行いました。生徒たちは北極の氷が解けるとさまざまな影響が出ることに驚き、お互いに意見を交換しながら積極的にゲームに参加しました。ゲームをクリアできた人はほとんどいませんでしたが、どうすれば北極の未来を守れるのかを考える良い機会になりました。参加者からは、「たくさんの新しいことを知れた。いつか北極に行ってみたい」、「もう1回プレイしたかった」、「先生を対象にも実施してほしい」などの感想が寄せられました。

3. クイズ「北極ってどんなところ?」、工作・地球折り紙

7月11日(火)の午後は3年生を対象に、北極クイズと地球折り紙の工作を行いました。前半は、地図アプリを使って富隈小学校から北極までを旅して、北極の場所とそこに広がる風景を紹介しました。クイズでは、北極の環境や生き物、地球温暖化の影響を紹介し、温暖化防止のために自分たちにできることを考えました。後半は、各自の生年月の地球を工作で作り、日本の小ささや海氷の季節変化に驚いていました。「シロクマが寒さに強い理由が分かって驚いた」、「折り紙で北極の氷のことが分かってすごいと思った」などの感想が寄せられました。

学校・団体名 鹿児島県霧島市立富隈小学校
対象 3、5、6年生
実施日 2023年7月10日(月)、11日(火)
講師 杉村 剛、丹羽 淑博、毛利 亮子(全て国立極地研究所)
活動内容 ① 5、6年生 講演会(45分)
② 5年生 北極ボードゲーム体験会(100分)
③ 3年生 北極クイズ・地球折り紙の工作(45分)
参加人数 3年生104名、5年生108名、6年生117名
参加者からの声 ・写真がたくさんあって、説明も分かりやすくて、楽しかったです。(3年)

・クイズでいろんなことを知れてよかった。もっともっと北極のことを知りたいです。(3年)

・北極に行って、はがきで見たオーロラを見てみたいです。(3年)

・杉村先生のような人になりたいです。また富隈小に来てください。(3年)


・ゲームのルールが難しそうと思ったけど、やってみるととても楽しかったです。またやりたいです。(5年)

・どうすればクリアできるのを考えるのが難しかったけど、おもしろかったです。(5年)

・イベントブックを読んで知らないことを知ったり、みんなで投票したりするのが楽しかったです。(5年)

・北極のために自分ができることをやっていこうと思いました。(5年)


・北極の氷が解けているということを初めて知りました。(5年)

・ブラックカーボンという「すす」によって、氷が解けやすくなっていると知れてよかった。(5年)

・北極と南極は同じだと思っていたけど、その違いがよく分かりました。(6年)

・昔と今の北極の氷の違いを見て、たった何十年でこんなに変わるのかと心に残りました。(6年)

・シロクマは白い熊かと思っていたけど、アザラシを食べると知って驚きました。(6年)

・これまで持っていた疑問が、先生の話を聞くことで、自分の知識へと変わっていきました。(6年)


・子供たちは何となく知っていた北極のことを、今日の授業を通して、より身近に感じることができたと思います。(教員)

・ゲームを通して北極に迫る危機を理解することができてよかったです。(教員)

・今後、継続的な出張授業か教員研修を希望します。(教員)