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ArCS II北極航路課題-JCAR氷工学研究ワーキンググループ 第1回合同研究会 開催報告

2023年8月9日及び10日にArCS II北極航路課題(研究課題代表者:金野 祥久(工学院大学))及びJCAR 氷工学研究ワーキンググループ(WG長:宇都 正太郎(北海道大学))が合同で第1回研究会を開催しました。本研究会は①ArCS II北極航路課題の進捗報告と討論、及び②氷工学分野の国内研究者・技術者の交流及び研鑽を目的として、北海道大学及びオンラインによるハイブリッド形式で開催されました。2日間で12件の講演が行われ、各講演に対して活発な議論が行われました。プログラムは別紙 のとおりです。最後に行われた総括質疑では北極海の航路の呼称について議論が行われました。その結果、本合同研究会としては以下のとおり、航路の呼称を推奨することを提言しました。

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北極海の航路の呼称について
北極海の航路は、15世紀の大航海時代より、欧州からシベリア沖を通って太平洋に向かう北東航路と、欧州(大西洋)からカナダ北部を通って太平洋に向かう北西航路が知られている。北東航路の一部である北極海航路(Northen Sea Route:NSR)はロシアが開発した沿岸域航路である。現在及び将来は広域な北極海を運航する様々な航路開発が検討されているため、これらを総称して「北極航路(Arctic Shipping Routes)」と称する。「北極海航路」はNSRの日本語訳として歴史的に定着した用語であるが、混同を避けるため、「ロシア北方航路」の使用を推奨する。
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なお第2回合同研究会は本年中に開催される予定です。

ArCS II北極航路課題-JCAR氷工学研究WG 第1回合同研究会の開催

 

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