南極から授業をしてくれる先生を募集します!
― 2023年度 教員南極派遣プログラム 教員募集―

南極から授業をしてくれる先生を募集します! ― 2023年度 教員南極派遣プログラム 教員募集―

2022年9月14日

国立極地研究所では、2023年11月に日本を出発予定の第65次南極地域観測隊夏隊(以下、「観測隊」)に同行し、昭和基地から「南極授業」を行う教員を募集します。

本プログラムは、極地の科学や観測に興味を持つ現職教員を南極・昭和基地に派遣し、衛星回線を利用して、現地から派遣教員が企画する「南極授業」を行うものです。大学共同利用機関法人情報・システム研究機構国立極地研究所および公益財団法人日本極地研究振興会が、文部科学省(南極地域観測統合推進本部事務局)と連携して実施します。

派遣教員には、この「南極授業」や帰国後の活動を通して、国内の小・中・高等学校等の児童生徒や一般に向けて、南極に関する理解向上につながる様々な情報発信をしていただくこと、また、そのための知識習得や自己研鑽をしていただくことを期待しています。

*「南極授業」とは:
昭和基地と国内を衛星回線で結び、派遣教員が自身の計画に基づいてコンテンツを作成し、所属校等に向けて行う授業です。授業内容は、南極に関係するものであれば、専門教科は問いません。
なお、コンテンツ作成は、例年、観測隊の南極行動中における野外観測チームへの同行、設営作業への参加、昭和基地や南極観測船「しらせ」船内の生活など、同行する観測隊の活動を素材として、自身が現地で映像編集、資料作成等を行い完成させる必要があります。

《重要》募集にあたって
・南極地域観測事業は、国の予算で実施されている事業です。本公募実施段階では2023年度の国の予算が成立していないため、今後の状況によっては、公募内容の変更、募集中止となる場合があります。

・昭和基地周辺の海氷状況は毎年変化しており、南極観測船「しらせ」の昭和基地沖への接岸、物資輸送など観測隊の活動にも影響を及ぼしています。
観測隊の活動では、特に物資輸送は最重要事項であり、この実施状況によって、観測・設営に関する計画が、縮小・中止となる可能性もあります。
その場合、本プログラムの実施についても、当初計画から変更となる可能性があることを、あらかじめ、ご承知おきください。

募集要項

●応募様式(PDF/Word)の一括ダウンロードはこちらから
●参考資料(PDF)の一括ダウンロードはこちらから

応募教員の資格

教員免許を有し、小学校、中学校、義務教育学校、高等学校、中等教育学校、特別支援学校に現職として勤務する教員であること。勤務先は日本国内のみとする。

応募教員の条件

(1)極域の科学と極地観測等に興味と関心をもっていること。

(2)児童・生徒に対する南極の多様な価値への理解・興味・関心の向上を目的として、地球環境、国際協調、SDGs等を題材とした「南極授業」の企画立案および実施ができること。

(3)所属校の児童・生徒に向けた「南極授業」が実施できること。

(4)所属する学校長の推薦と派遣の許可が得られること。

(5)公立学校所属の場合は、所管の教育委員会の推薦が得られること。国立大学附属学校、公立大学附属学校、私立学校所属の場合は、学校長、もしくは法人代表者の推薦が得られること。

(6)授業で使用するコンテンツをご自身で作成できること(例:PowerPointやKeynoteを用いてコンテンツ作成ができること等)。

(7)本プログラムへの参加から得られた知識や体験などを、帰国後の教員としての活動において、南極に関する理解向上につながる様々な情報発信を継続して行う意欲をもつこと。

なお、参加にあたっては、「11. 応募に当たっての留意事項」をご確認頂き、ご理解いただけることが条件です。

募集期間

2022年9月14日(水)~ 2022年12月5日(月)

派遣予定人数

1~2名

派遣期間(予定)

2023年11月下旬~2024年3月下旬
(昭和基地での滞在期間:2023年12月下旬~2024年2月中旬)

※62次隊、63次隊では、新型コロナウィルスの感染拡大による国内外の情勢により、出国前に2週間程度の隔離期間を設け、11月上旬出国となりました。また、63次隊では、3月末の帰国後に隔離期間が必要となり、隔離明けが4月になりました。64次隊は、出国前に10日程度の隔離期間を設け、11月上旬に出国予定です。

選考方法

主催者が設置する2023年度教員南極派遣プログラム派遣候補者選考委員会で選考します。選考は、書類審査及び面接により実施します。

第一次選考  書類審査
第二次選考  面接(2022年12月25日(日)、1人あたり約30分)

国立極地研究所を会場に、もしくはオンライン(Zoom等)で実施します。(面接に要する交通費は、各自でご負担ください。)

選考基準

「南極授業」計画案の実現性および着眼点、ならびに帰国後の活動計画案の具体性および効果等により総合的に選考します。

選考結果の通知

(1)応募教員への通知
・第一次選考:第二次選考に進む方のみに、2022年12月19日(月)までにEメールで連絡します。
・第二次選考:第二次選考を受けた方全員に、2023年1月6日(金)までにEメールで連絡します。

(2)推薦者への通知
2023年1月下旬までに、書面で通知します。
通知の宛先を「応募書類チェックリスト」に記入してください。ただし、公立学校の場合は、都道府県教育委員会または指定都市教育委員会とし、国立大学附属学校、公立大学附属学校、私立学校の場合は、学校長もしくは法人代表者とします。

応募方法

(1)応募教員が以下の書類を作成し、所属する学校へ提出ください。

①参加申込書(別紙様式1 Word / PDF

②履歴書(別紙様式2 Word / PDF

③「南極授業」計画案(昭和基地から自分ならこのような授業をするという内容)(様式自由、A4サイズ、6ページ以内)
授業の時間は、1コマ45分程度。南極で行う授業のコマ数については、当該観測隊の全体計画を踏まえて後日決定しますが、1名につき1~2コマ程度を予定しています。

④帰国後の本プログラムに関する活動計画(様式自由、A4サイズ、2ページ以内)
帰国後、概ね5年程度の活動計画について記載ください。

⑤健康状況の分かる書類
1)所属先等での直近の健康診断結果(写可)
   無い場合はお手数ですが、受診医療機関で結果の再発行をお願いします。
2)現在かかっている病気等がある場合はその診断書(写可)
3)健康調書(教員南極派遣プログラム用)(別紙様式3 Word / PDF

(2)応募教員が所属する学校又は教育委員会が以下の要領で書類を作成し、提出してください。

①公立学校の場合
1)学校の許可
応募教員が所属する学校長が、推薦書(別紙様式4 Word / PDF、封筒に入れ封印を押すこと。開封無効)及び許可書(別紙様式5 Word / PDF)を添えて、上記(1)の書類を、学校を所管する都道府県教育委員会、指定都市教育委員会又は中核市教育委員会に提出してください。
2)教育委員会の推薦
各都道府県教育委員会及び各指定都市教育委員会は、中核市教育委員会経由のものを含めて応募教員をとりまとめ、推薦書(別紙様式6 Word / PDF)を付して(1)及び(2)① 1)の書類とともに「10.応募書類の送付先」に郵送してください。

②国立大学附属学校、公立大学附属学校、私立学校の場合
応募教員が所属する学校長が、推薦書(別紙様式4 Word / PDF、封筒に入れ封印を押すこと。開封無効)、許可書(別紙様式5 Word / PDF)及び、学校長もしくは法人代表者の推薦書(別紙様式7 Word / PDF)を添えて、上記書類を「10.応募書類の送付先」に郵送してください。

応募書類の送付先

〒190-8518 東京都立川市緑町10-3
国立極地研究所 広報室

・「9.応募方法」にある必要書類に「応募書類チェックリスト」(別紙様式8 Word / PDF)を添え、封筒の表に「教員南極派遣プログラム応募書類」と朱書きして送付ください。
・必ず郵送してください(持参での提出不可)。郵便事故が心配な方は書留にしてください。

※2022年12月5日(月) 17:00 必着

応募に当たっての留意事項

観測隊の同行者であっても、観測隊員と同様の環境下で行動をすることになります。観測隊員の公募要項に示されている事項を以下に抜粋しますので、理解したうえで応募してください。

南極は極寒、強風、極夜の存在など、自然環境の過酷な場所です。また、南極での行動中は文明圏と隔離された少人数からなる閉鎖社会となり、国内とはかなり異なった条件下で業務に就くことになります。職務に必要な専門的知識・経験を有することはもとより、心身ともに健康で協調性があり、歴史ある国家事業に従事する観測隊員としての自覚と責任を持てることが条件となります。詳しくは、以下を確認ください。

①南極地域観測隊員として観測事業に携わることについての説明(参考資料1 PDF
②南極における医療の現状と限界についての説明(参考資料2 PDF

経費について

派遣に関する以下(1)~(8)の経費は、主催者が負担します。

(1)航空運賃:成田(羽田)空港からオーストラリアの往復航空運賃(空港施設利用料、空港税等を含む。)
(2)派遣者の居住地(または勤務先)から成田(羽田)空港までの往復交通費
(3)南極観測船「しらせ」乗船中ならびに昭和基地滞在中の食費
(4)身体検査費
(5)事前訓練(冬期総合訓練及び夏期総合訓練:各5日程度)参加旅費
(6)観測隊全員打ち合わせへの参加及び血液交差試験の受検のために国立極地研究所へ来所する場合、参加旅費
(7)観測隊帰国報告会参加旅費
(8)衣類・装備経費:観測隊員に準じた衣類・装備類を支給(一部は貸与)

候補者となった場合

(1)南極授業の実施に向け、選考後早い時期に所属校での打合せを行う予定です。
(2)観測隊員と同等の身体検査を受けていただきます。
(3)身体検査の合格後に、南極地域観測統合推進本部(本部長:文部科学大臣)に推薦し、所要の手続きを経て第65次南極地域観測隊同行者として決定します。
(4)国立極地研究所が実施する事前訓練及び事前打ち合わせに参加してください。
特に、2023年2月27日(月)~3月3日(金)に実施する冬期総合訓練(実技中心)及び6月中旬~下旬に実施する夏期総合訓練(講義・打ち合わせ中心)に参加し、観測隊の活動計画を十分承知していただく必要があります。
(5)日本極地研究振興会が実施するこれまでの派遣教員等との意見交換会に参加し、授業計画の事前準備と帰国後の活動計画について打ち合わせをしていただきます。
(6)終了後は、活動状況のレポートを主催者に提出することのほか、主催者の広報誌等への寄稿、南極を題材にした教材作成について協力をお願いする場合があります。また、国内の小・中・高等学校等の児童生徒および広く一般に向けて、南極に関する理解の向上のための講演など情報発信をお願いします。

※候補者として選考された場合でも、訓練や打合せの状況などを踏まえ、「2. 被推薦者(派遣教員)の条件」や「11. 応募に当たっての留意事項」に記載されてきる条件を満たしていないと判断される場合は、選考を取り消すことがあります。応募書類に虚偽の記載等があった場合も同様です。加えて、身体検査の結果で、観測隊参加が困難であると認められた時は、参加出来ない場合があります。

今後のスケジュール(予定)

2022年
9月14日 本公募開始
12月5日 応募締め切り、審査開始
12月下旬~1月上旬 候補者決定
2023年
2月上旬以降 派遣候補者身体検査開始(5月くらいまでにかけて受診)
その後、医師による検査結果の確認があり、問題なければ南極地域観測統合推進本部(文部科学省)第65次南極地域観測隊同行者候補者として推薦(6月)
2月27日~3月3日 第65次南極地域観測隊冬期総合訓練(長野県、実技中心)
6月中旬~下旬 第65次南極地域観測隊夏期総合訓練(オンライン予定、打合せ中心)
6月下旬 第65次南極地域観測隊同行者に決定
7月以降 観測隊全員打ち合わせ(オンライン予定、月1回程度)
9月頃 血液交差試験等(国立極地研究所)
11月下旬 観測隊 成田空港を出発、西オーストラリア州フリーマントル港にて南極観測船「しらせ」に乗船、南極へ向かう
12月下旬 昭和基地到着
2024年
1月下旬~2月上旬 南極授業
2月中旬 昭和基地出発
3月下旬 オーストラリアから空路帰国
4月 教員南極派遣プログラムの帰国報告会

その他

(1)問い合わせ先
国立極地研究所広報室
メール:kofositu@nipr.ac.jp 電話:042-512-0655
〒190-8518 東京都立川市緑町10-3

(2)この要項に定める項目のほか、派遣に必要な事項は主催者が定めます。

(3)個人情報の取り扱い
本募集に関連して提出された個人情報については、選考の目的に限って使用し、選考終了後は、採用された方の情報を除き全ての個人情報は責任を持って破棄します。

(別紙様式)

2023年度教員南極派遣プログラム参加申込書(別紙様式1 Word / PDF
応募教員履歴書(別紙様式2 Word / PDF
健康調書(教員南極派遣プログラム用)(別紙様式3 Word / PDF
学校長作成の推薦書(別紙様式4 Word / PDF
学校長作成の許可書(別紙様式5 Word / PDF
教育委員会作成の推薦書(別紙様式6 Word / PDF
法人代表者作成の推薦書(別紙様式7 Word / PDF
応募書類チェックリスト(別紙様式8 Word / PDF

(参考資料)

南極地域観測隊員として観測事業に携わることについての説明(参考資料1 PDF
南極における医療の現状と限界についての説明(参考資料2 PDF
国立極地研究所 南極観測 教員南極派遣プログラムのページ
日本極地研究振興会 教員南極派遣プログラムのページ