茨城工業高等専門学校で南極教室を開催しました

2025年10月24日

国立極地研究所は、2025年10月3日に茨城工業高等専門学校で「南極教室」を開催しました。
「南極教室」は、越冬隊員とゆかりのある学校と南極・昭和基地を衛星回線で結び、南極にいる観測隊員が国内の児童・生徒とリアルタイムで交信を行う取り組みです。日本から約1万4千km離れた昭和基地とつながる体験を通じ、南極地域観測事業への理解促進と、⾃然科学への興味喚起を行うことを目的としています。現在南極にいる第66次南極地域観測隊の活動期間に14校で開催の予定です。

開催日時:2025年10月3日 15:00~15:45
開催場所: 茨城工業高等専門学校
学校側参加者: 電気・電子系 3年生・4年生(約70名)
昭和基地側出演者: 第66次南極地域観測隊越冬隊 田村旺大隊員(発電機制御盤担当)ほか66次隊員

参加した学生の皆さんからの感想

※実施後に届いた感想文から抜粋しています

地球の最南端という環境が厳しい場所で、様々な研究をしているので、自分とは関わりがないと勝手に思っていましたが、身近な技術も映像を通してみることができたので南極に興味が湧きました。

よし南極に自分も行こう。とまではいきませんが思ったより自分の将来の選択肢は自分が諦めなければ狭くないと、勇気をもらえました。

高専のすべての主専攻が幅広く活躍できることを再確認でき、南極の寄稿の特性や基地の内装、実際の測定器を画面を通して見られたので、とても貴重な経験になりました。制御盤のシーケンスはどのような構造かなどを考えられて楽しかったです。

会場の様子

昭和基地の様子