南極点・マクマード基地オーロラ多波長同時観測による磁気圏電離圏構造の研究

課題番号:AP0927
代表者:海老原 祐輔(京都大学)
実施期間(隊次):61次、62次、63次

南緯90度にある南極点基地では天文薄明が約4ヶ月半続き、カスプ、オーロラ帯、極冠における多様なオーロラを連続的に観測することができます。大陸内にあるため晴天率が高くオーロラ観測に適しています。また、南極点と比べ磁気緯度が高いマクマード基地(McMurdo Station:アメリカ合衆国の南極観測基地)では、惑星間空間磁場が北を向いたときなどに特異なオーロラを観測することができます。

本プロジェクトでは、南極点、マクマード両基地においてオーロラの光を多波長でほぼ同時に観測し、太陽風と地球磁場の複雑な相互作用の理解を目指します。具体的には、サブストーム成長相のメカニズム、脈動オーロラの磁気地方時依存性、カスプ・オーロラの微細構造、極冠パッチの広域空間構造などの解明を目指します。

南極点基地とマクマード基地

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