陸域生態系変動のモニタリング

課題番号:AMB0903
代表者:伊村 智(国立極地研究所)

昭和基地周辺での陸上生態系環境モニタリングの目的は、以下の2つです。
1)人間が現地で生活することによって生じる自然環境の変化を監視すること
2)地球的規模での環境の変化を監視すること

このためには、長期にわたる調査や研究が必要であり、同時に、できるだけ一定の調査地点、調査・採取方法に基づいて、恒常的に継続することが欠かせません。日本の観測隊においては、実質的には15次隊から幅広い環境項目についてのモニタリングが続けられてきました。陸域生態系変動のモニタリングでは、「昭和基地周辺における土壌微生物の定点観測」、「ラングホブデ雪鳥沢流域周辺の陸上植物群落の方形区観測」、「露岩域の微気象観測」、「湖沼の水質と湖沼環境変動の係留系観測」を実施しています。

昭和基地周辺の土壌微生物モニタリング定点

モニタリング定点の一つ